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あなたは有害な男性ですよ。

自分の発言、行動が他人からどう映っているのか、近頃そんなことを気にするようになってきた。

20代も後半にさしかかってきて、見た目の変化もあるかもしれないが雰囲気、動き、など他人に対してなんとなく威圧感を与えているのではないかという気持ちが芽生え始めた。

見た目が怖い人はいるが、話してみると案外優しかったなんてことある。でも実際接触することなんて稀で、ほとんどは人を見た目で判断するし、発言の一部を切り取って判断してしまう。

それによって印象が左右されてしまうのは非常に悲しいことだし、両者において不本意な状況他ならないはずである。

特に男性から異性、年齢差、身分の差に関してのさまざまなハラスメントが取り立たされている。

自分はそんなつもりがなくても、無自覚での言動が相手を傷つけてしまったり、無理やり何かされてしまったなんてことが起こり得るのは、男性側の無自覚さに要因があり、自らを戒める意味でもフェミニズムを学んでみようと最近いろんな本をパラパラめくっている。

私が存在していること自体が人によっては不快感を与えているのではないかと思い始めた。

女性もそういう世界で生きているから、男性から逆上や暴力を受けないように愛想を振りまいたり、逆に避けたり、発言もその人が機嫌を損ねないような言い回し、気の使い方が目立っているように思える。

私自身はそこに気づくことができなかったし、言わないなら賛成しているのと同じだと思っていたけれど、それは、相手がNOを言えない状況にしてしまっている構造に気づかないといけなくて、その先にNOを言わない相手がそこにいることを自覚しなくてはいけなかった。

平等平等言うなら、ちゃんと言えばいいじゃん、なんて思っている頭の硬い過去の自分や、同じように思っている人、それは違うことを自覚しなくてはいけない。男性は男性であるだけで有利なのだ。既得権益を持っている状態だ。こういった状況が健全ではないことにまず気づくこと、そして、男性が男性に対して突っ込んでいくことが重要。

女性の叫びに対して嫌悪感を覚える男性もいると思う。男だってつらいんだ、と。

それは根本的に間違っている。男にはある権利を女性は長い間持つことができていなかった。人権の観点からすれば当然の権利を持てていなかった。男性はあまりにも長い間男社会の中に居すぎて、その有利さを自覚していない。無自覚に女性や立場の弱い人間を踏み潰していることになる。踏んでることを自覚し、今すぐに足をどける必要がある。

まずは日常に溢れているマチズモ(男性優位主義)を見つけ出し、抗議していくことから始めようと思う。

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