見出し画像

僧侶になったときの感想は? 築地本願寺で働く人々を紹介②

 昨今では、法事や法要以外ではなかなか触れ合う機会の少ない「お寺」という存在。お寺で働く人々は、いったいどんな人が多いのでしょうか? お坊さんをはじめ、お寺で働く人々の実態を少しでも多くの方に知っていただくため、築地本願寺で働く人々をご紹介します!

名前:藤丸正見
伝道企画部 情報システム担当
福井県出身・浄應寺所属
(福井県坂井市)

Q 築地本願寺での仕事は? 

伝道企画部 情報システム担当として、 職員のPC、スマートフォン、業務に必要な各種ツール・サービスのセッティング等を行っております。

Q お坊さんになったきっかけは?

お寺の長男として生まれ育ったことから、子供の頃から将来お寺を継ぐことを疑っていませんでしたが、小学生から高校生の頃まで同じお寺の友人が周りに一人もいなかったからか、どこか複雑な気持ちでいっぱいでした。

大学生になり、得度を終えた数日後に自坊の法要に出勤させて頂いた時、ご門徒や親戚、他のお寺の方々から喜びや応援のお言葉を頂き、有り難みに気付きました。その日から、僧侶として人として日々邁進し、成長していきたいと思うようになりました。

Q  お休みの日は何をしていますか?

甘いものが大好きで、休日は甘味処を巡ったり和菓子を作ったりすることが多いです。

昔から習っていた茶道を通して和菓子全般が好きになり、家にいる時は自分で一から和菓子を作って抹茶と一緒に頂く時間を楽しんでいます。形が崩れやすく扱いがとても難しいですが、綺麗な和菓子が出来上がった時の喜びはとても大きいです。

Q 好きな本を教えてください

北森鴻の『蓮丈那智フィールドファイル』シリーズが大好きです。民俗学者である蓮丈那智が助手と共にフィールドワークに出向くたび、その地域において古くから伝わる伝承や風習にならった数々の事件に巻き込まれるのですが、その事件を民俗学的観点から推理・解決していくといったストーリーです。
この作品がきっかけで民俗学の分野が好きになり、学生時代は文化財関係の講義を複数履修しフィールドワークに積極的に参加していました。

※本記事は『築地本願寺新報』掲載の記事を一部改変して転載したものです。本誌やバックナンバーをご覧になりたい方はこちらからどうぞ。



この記事が参加している募集

就活体験記

仕事について話そう