22人の死者が語った「人生で最も大切な思い出」 僧侶が読み解く映画『ワンダフルライフ』
松本智量のようこそ、仏教シネマへは、「仏教と関わりがある映画」や「深読みすれば仏教的な映画」などを〝仏教シネマ〟と称して取り上げていくコラムです。気軽にお読みください。
映画「ワンダフルライフ」是枝裕和監督 1999年日本作品
霧の中、古びた建物の一室に集められた22人。年配者がほとんどですが、10代20代の若者もいます。この人たちはみんな死者。亡くなってすぐにこの施設に迎えられ、7日間を過ごします。
その間にひとつの課題を与えられます。「自分の人生の中で最も大切