「自分は中身が薄い人間だ」と感じても、落ち込まなくていい
かつて、会社員の友人と悩みを話し合ったことがあります。
「何だか自分が、ペラッペラな人間である気がして仕方がない。知識でも何でも、すべてが浅くて……」
「わかる! 私もそう!」
などと。
それはおそらく、中年期に人が抱きがちな悩みなのでしょう。ずっと仕事を続けてきたものの、ふと立ち止まってみると、日々の業務をこなすのに手一杯。自分自身に厚みをつけることを忘れていたのではないか、という不安に、我々は襲われたのです。
悩みを共に語り合った友人はその後、一念発起して