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23.1.7 謹賀新年_振り返りと抱負

こんにちは、多部栄次です。
ぼちぼち日記やっていきましょう。

あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いいたします。
皆さん年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。

同じことを研究室のメンバーに聞いたら、実家でゆっくり過ごしたとか、旅行に行ってきたとか十人十色の過ごし方があった中、
「同じ一日であることに変わりないのにこの日だけ特別視するの嫌なんだよ」と一部の人に返されたので嗚呼これが院生か(偏見)とにっこりしました。ちなみに自分は年末行事は肯定的ですが、この意見に関しても賛同してます。これ他の人に言ったら嫌われそうですけども。


1.近況

さて、クリスマスイブの週から昨日にいたるまで家に帰ることなく研究室に泊まっていたわけですが、なんとか博士論文を形にし提出することもできました。そして査読論文も無事アクセプトし、Proofも終えたところです。

間に合う気がしねぇ、終わるわけねぇよ畜生、ああもうどうしよう、と誰もいない深夜の研究室で嘆き叫んだのも記憶に新しいです。悪寒と頭痛も治まらず、髪の毛もぼろぼろ抜け落ちるくらい頭をぐしゃぐしゃに抱え、涙をぼたぼた流し、虚無のままPCと見つめ合った年末年始でしたが、なんとか間に合ってよかったです。我ながらよく鬱病再発しなかったなと。これが締切効果か。受け止め方の改善や精神的に回復していたからできたことだとは思ってます。

ここまでなんとかなったのも周囲の皆様方のおかげですし、先生方の迅速なご対応とご厚意あって為せたことですので、本当に感謝してもしきれません。ここの研究室じゃなかったらもうとっくに自分はつぶれていました。

とはいえこれで終わったわけではありませんし、むしろここからが勝負です。博士論文も詰めれば無数に不備や不足分があります。本審査までにデータの精度を上げたり、データを追加したりしないとディフェンス生き残れないと思います。たぶん途中でぶっ倒れます。
そうならないためにも、まだ油断はできません。しかし生命線は繋がりましたし、修了要件もようやく満たせたので精神的負荷は数日前よりはだいぶ軽くなりました。一日くらいはゆっくりしたいと思います(といいつつ今日もラボにいますけど)。

さて、そういう事情もあって年末年始記事を書くことはできませんでした。
本記事は昨年を振り返りつつ、今年の抱負を長々と語っていきます。

2.昨年の振り返り

昨年はここでもTwitterでもうるさいくらい言っていましたが、いろんなストレスやプレッシャー、過度な自責による自傷行為、自○念慮およびその実行準備をする程度に一昨年から病んでいました。対人恐怖にもなり寄宿舎から一歩も出られなくなったのですが(リモート対応は辛うじてできた)、カウンセラーより紹介された心療内科より重度の鬱病だと診断されました。
今はとにかく何もせず、何も考えず、しっかり食べてしっかり寝てください。それから好きなことを好きなだけしてください。薬は必ず毎日飲んでくださいと入念に言われていました。

教授はじめ家族や関係者にも打ち明け、そのおかげで皆支えてくれました。なので回復も早かったと思います。もちろん、薬と長期的な休養の効果も大きかったでしょう。何より、人に話せたこと、ひとつひとつ聞いてくれた恩師らがいたことが一番の回復につながりました(結構早めに良くなっていたので仮病の疑いや軽度だったと他者に言われたときはまた病みましたけども笑)。

元気になったかと思えばすぐに病み無断欠勤する日も少なくありませんでしたので誤解されることも多かったですが、今は些細な問題だと考えるようにしてます。その状態からなんとか(深夜や早朝だけど)研究室に来られるようになり、次第にみんなと顔を合わせられるようになり、そして研究に着手できるようになりました。

正直こんな状態で、かつ時間もないのに今年度で博論書けるわけがないと何度も先生に言っちゃってました。もう一年ここにいさせてくださいと。加え内定をいただいているにもかかわらず、内定先の代表取締役にも、もう一年研究やらせてくださいと言っていました。

ただ、僕は諦めていても、先生らは諦めてなかったんですよね。
君なら大丈夫だから、今はもう少しだけ頑張ってみようよって。君を見捨てることは絶対にしないって。

聞く人によっては無責任と思われるかもしれません。しかし、この時の自分は嬉しかったんですよね。心のどこかでこういう言葉が欲しかったのかもしれません。君は十分に頑張っている、という一言が前提として言ってくれていたのも大きかったですが。特に父からこの一言をもらったときはびっくりするくらい泣きました。

同時に申し訳なさも感じました。みんな諦めてなく、手を差し伸べているのに、自分はひとりで抱え込んで、諦めようとしている。自分の体調が第一ではありますが、自分勝手だったなと感じています。

詳細はここでは言えませんが、自分は3年で修了しないといけない立場だったので、勝手に諦めようとしてんじゃねぇぞって言う声もなくはなかったでしょう(被害妄想)。まぁ本当に無理なら休学する道もあるにはありましたが、将来的なリスクが大きいとは言われました。

早期的な回復とはいいつつも本当に時間がかかりました。学会に参加したり海岸清掃やフルマラソン、地元の駅伝に出たりとアクティブなことはしましたが、反動は大きかったです。なので本格的に復活し活動できたのは11月半ばからでした。

ちょこちょこ実験していたとはいえ、そこからデータを本格的にそろえ、予備審査の発表資料と仮の博論を完成させるのはしんどかったですね。眠れる日は少なかったと思います。その上、抗うつ薬でどうしても長時間寝てしまう日もありましたので、ますます時間はありませんでした。

それでも最低限(にすら達していないとは思いますが)のものは作り、審査落ちせずに通過できたのは奇跡に近いです(大学院や先生側の事情も大きかったとは思いますので、自分の実力によるパスは0.1%も満たないと思っています)。

予備審査の反動も大きく、そこから2,3週間病んでは躁鬱状態になっており、冬期休暇・年末年始を研究にフルコミットせざるを得ない状況になりましたが、体を壊すことなく何徹もできたのは奇跡でした(親の遺伝と育て方に感謝します)。それに、その時期でもポスドクや後輩が何人か残っており、かつ帰省した先生方と連絡できたときは、本当に自分は人に恵まれすぎているなと強く感じました。

こんな無計画で情緒不安定で、どうしようもない自分を助けてくれて本当にありがとうございます。自分ほど無能で迷惑をかけている学生は他にいないかもしれません。ちょっと卑下しすぎだとまた先生に言われそうですのでこれ以上は言わないようにしますが、決して自分だけの力で乗り越えたわけではありませんし、自分が自覚している以上に迷惑をかけているのだと戒める意味でここに書いてます。

(大学によって自分でなく教授が書いているという話(Twitterより)がちらほら見かけましたので念のため明示しますが)実験や解析、執筆は自分でやりました(修正後は自分の文章がほぼなくなってましたが)。ですが、先生方はもちろん、会社の方々、先輩後輩、友人、親友、お医者様、カウンセラー、家族がいなければ形になりませんでした。話を聞いてくれただけでも、心配の声をかけてくれただけでもかなり違うんです。

そしてネット活動も大きいです。せめて自分がこれ以上嫌いにならないために、noteで日記を毎日書いていた時期がありました。結果…何か月毎日投稿できたんだっけ。まぁ三日坊主や三か月坊主にならなかったのは確かです。

記事にいいねしてくれただけでも支えになりましたし、Twitterでの反応や、小説のコメントやブックマーク等の評価も影響がないわけではありません。

他にも、心理学やうつに関する本、自己啓発、ビジネス書、古典文学等をいろいろ読んで励みになりました。YouTubeでもビジネス系や教育系を視聴して視野を広げることで自分を少しでも客観的に見るように努めた時期もあり、それによって少しだけ前向きになれました。

いろんな要素が絡み合って、いまがあります。それらがなかったら博士論文どころか今こうして生きているのかも分かりませんでした。いろんな人たちの存在があって、自分は生きているのだと強く思います。

何度も言いますが、本当にありがとうございます。自分が手掛けている研究と形にした論文は、皆さんと一緒に作ったといっても過言ではありません。

3.今年の抱負

今年はこれをするぞ!っていう意気込みで以下のツイートをしました。

うーん、意識高い系だなぁ…まぁそれはそうと、他にもいろいろありますが(会社に必要な勉強や資格取得、副業準備、投資信託とか)、あまり欲張りになるのも良くないと思い(十分欲張ってる)、上記ツイートのようにまとめました。

まず何と言っても学位取得が最優先ですね。これは企業側も求めていることですし、大学院側も今年度に取得してもらわないと困るという話は聞いていますので。とはいえ、落ちるものは落ちますので、残り3か月尽力します。

それがなんとかなりましたら、後回しにしていた企業研究の成果を論文化してパブリッシュできたらなと思ってます。それを起点に自分の研究を企業の中で応用してみたいなと。
もちろんいろいろ変更はあるでしょうが、目的である環境適応かつ高性能/機能性材料の開発とその事業化が達成できれば些細なことかなと。ある分野で環境問題の改善に貢献できる材料を作りたいなと考えてます。

とはいえ、まずは仕事を覚えるとこからですので若造の青い戯言に過ぎません。現実甘くはないでしょうが、いつか叶えたいですね。

そのためにも、研究事業だけに集中するのでなく、なんといいますか会社の利益の向上と社員の関係等、現状の課題から解決していきたいとは思っています(偉そうなこと言ってるなぁ)
というのも、役員の方々からいろいろとお話を伺い、それに感化されているに過ぎませんが、自分も会社を良くしていきたいし、産業社会の発展の礎の一部になれたらとも思っています。

目的までのステップは沢山ありますし、そのひとつに海外で働くことも入っています。まず日本から出ないと話にならないと言われちゃってますので、そこからがスタートなのかもしれません。学位取ってはじめてスタート地点に立てるといい、いつになったらスタートするんや自分。

そして経営も学んでみたい自分もいます。ひとりひとりが経営者になることが望まれる時代が来ると思いますし、アメーバ経営やティール組織(セルフマネジメント)の考え方も10年後には当たり前になりそうな気がしなくもないです。ですので経営学びたいからと言って代表取締役になりたいとかではなく、自分のいる組織を良くしたいために経営者と同等の存在を目指したいって話ですね。

仕事や研究系の話はここまでにしておいて、趣味の話に移ります。

学位取得できたら、創作活動を再開したいと思います。なろうで4作、カクヨムでリメイクやお蔵入り除く3作の計7作は並行して連載しておりましたが、いずれも今は休止中でして…(6作じゃなくて7作でした)
なので、いずれも一話以上は更新したいなと思います。どの作品も誰かしら楽しみにして読んでいると言うことが分かりましたので(僕自身も続き楽しみにしてるので)こちらも頑張りたいと思います。ただ、7作は流石に多いので、そこから1,2作に絞って集中して書きたいですね。

それに加え、イラストか絵画に挑戦したいと考えてます。ネットにはあげてませんが、模写が好きでして、たまに資料引っ張り出しては描いているんですよね。人物画やキャラクター、生物や景色をよく描いてますが、経験値も画力も初心者程度ですね。

でも模写だけじゃなくて、いつかは自分のアイデアで絵をかきたいなと考えています(資料参考は欠かせませんが)。まともな絵をかけるようになるまで数年かかるかもしれません。だけど文章だけでなく絵でも表現したいと前からずっと思っていますので、それにも挑戦したいなと思っています。

運動系だとトライアスロンに挑戦する年にしようかなと思います。仕事でそれどころじゃなくなりそうな予感もしますが、今年と来年の期間でやってみたいと去年から思ってるんですよね。一回だけでもやってみたいっていう好奇心が理由です。

フルマラソンに関しては今年病んで全く運動してなかったのもあり、記録は4時間半と3年前より一時間も遅くなりましたが、記録を戻したいですね。もう一度走る習慣をはじめていけば、記録も伸びると思います。

そしてプログラミングですね。このスキルは身に着けたい。必ず求められるものとなりますし、材料開発でも大いに役立つので、独学で感覚慣らした後にスクールに通って磨いていきたいと思います。ここはお財布と仕事内容と相談ですね。

こんな感じであれこれやりたいと理想を並べてますが、できることの方が少ないだろうと覚悟はしています。でもまぁ、語るだけなら減るもんじゃなし、ここで宣言しました。右往左往するかもしれませんが、それもまた人生と言うことで、何かに挑戦し、新しいことを学び続けていく一年にしたいと思います。

あと恋愛についても素人なりに勉強し始めております。
「素材も中身もいいのになんでモテないんだろうなお前は」と男女問わず言われ続けてきた僕ですが、ちゃんとできない理由はありますし、そもそも異性についてちゃんと知っていないんですよ。行動も研究に専念してて全くしてないですし。そのままの自分でモテる例は稀ですので、自分磨きの一年にしたいですね。

それをしつつ、マッチングアプリで5人とお食事にいけたらいいなって思います。今までも何回かマッチングからデートの提案・約束までできてはいたんですが、当日ドタキャンしか戦果がないので、今年はちゃんとデートして、女性と接する経験を積んでいきたいなと思います。

肝心のnoteの活動について話してなかったですね。
公聴会が終わった後は毎日日記を再開…できる自信がないのでこれからもぼちぼち日記としてぼちぼち続けていこうかなと。ただ投稿自体は毎日したいと思います。Twitterみたいなつぶやき機能があるので、それを使ってみようというのが理由です。

ただ、記事投稿の頻度は上がると思います。週5日を心がけたいです。
それと、学習~技術・学術的な話もできたらなと…いや難しそうだな。恐れ多いというかなんというか。それに基本的なことは他の人もやってますし(それは関係ない)。
でも学術書や論文紹介は面白そうなのでやっていきたいですね。自分の勉強もかねて。

そして鬱病の治療ですね。投薬治療はまだ続いていますし、生活にもある程度の支障は来しています。こればかりはよくなっても数年続くものですので、じっくりゆっくりと治していけたらなと。悪化だけは避けたいですね。自分という不完全で幼稚な人間を受け入れて、越えていきたいなと。

こんな感じで一年、時間に追われるのでなく時間を使う側になれるように努めていきたいですね。それにようやく社会人になれる(はずな)ので、同年代の社会人に負けないよう、勉強と経験を積んで、たくさんの失敗と恥、成功と学びを得て仕事と人生に還元していきたいですね。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
これからも多部栄次をよろしくお願いいたします。


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