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2023年7月の記事一覧
つまみ細工の素材 第二回〜でんぷん糊について
つまみ細工小話、素材についての第二回は、「でんぷん糊」
でんぷん糊はみんな使ったことがある半透明で、プラスチックの容器やチューブに入った、指で紙などにベターっと塗る。あれ。
【画像案内】
ヘッダーはその糊を1ミリほどに延ばして引いたところへ、つまんだ花びらを並べたところ。
小さい頃使いましたよね😊
「でんぷん糊」と言っても、様々な素材のものがあります。
メジャーどころではヤマトさん、フエ
つまみ細工の素材 第一回〜縮緬地について
つまみ細工小話、今回から歴史からは少し離れて、素材についてです。
一応
縮緬地
着物生地
ペップ(花芯)
…の予定です(予定は未定)
今回は人気の縮緬地の話!つまみ細工は、
「絹生地を使った花のかんざし」
…という表現を多く使われますが、基本的には「正絹」(しょうけん、絹100%の生地)を使います。
弊社もほぼ100%正絹生地を使用しています。(ほぼというのは、大昔の生地は本当に絹1
つまみ細工の歴史番外の番外編〜繭から着物を作った人の話
店舗の常連のお客様から伺った話です
①繭を作るところから
その方は、自分に女の子が生まれてすぐから、家の仕事のかたわら、
②繭がたまったら、糸にする
糸にする技術は、その頃は一般の人もできたようです。
家で夜な夜な作業をして、糸にしては巻き取っていきまして…
何年も、それを繰り返してい苦と、娘一人分の着物が織れる程度には生糸がたまったと。
③糸が貯まったら、織ります…!
その糸を、機
つまみ細工の歴史 第二回
つまみ細工の歴史を、私が知り得た範囲で書きまとめていく、第二回です。
つまみ細工が発達したのはは江戸時代の後期から日本髪が華やかになるに従って、それに合わせたかんざしが作られるようになったということです。
どこの誰が作り出したなどの確かな書物はないものの、浮世絵や実物が残っていることで窺い知ることができます。
明治時代になると…
つまみ細工の歴史 第三回〜生地から考える
大雑把ですが、江戸時代から昭和への流れを私の知る範囲でまとめてきました。
ここからはしばらく「材料」の種類や時代背景、流れ…などになります。
最初は羽二重から