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つまみ細工の歴史番外の番外編〜繭から着物を作った人の話


店舗の常連のお客様から伺った話です

①繭を作るところから

その方は、自分に女の子が生まれてすぐから、家の仕事のかたわら、

②繭がたまったら、糸にする

糸にする技術は、その頃は一般の人もできたようです。
家で夜な夜な作業をして、糸にしては巻き取っていきまして…

何年も、それを繰り返してい苦と、娘一人分の着物が織れる程度には生糸がたまったと。

③糸が貯まったら、織ります…!

その糸を、機織りのある家で織り機を借り、時間がある時にとんとん、とんとん…と織って行ったそうです。

色や柄はどうしたのかまではお聞きしていないのですが、その自分で育てた繭、繭からの生糸、生糸からの着物生地…と、全部自力で作って、娘の成人頃にお着物を仕立てたそうですよ…です。
※縫うのも自分

かなり昔の方の話でしたが、そんな手間ひまかかることを、していた方も多かったのではないかと、聞いていて思いました。

頭の下がる気持ちです。、
普段の家の仕事はたしか基本は農家だと言ってました。
そうすると、夕方にはくたくた、作業する時間と体力どこから捻出したのな…

とにかく、全部できるところは自分で作業し、一枚のお着物を仕立てた。

昔の人は根気強いですね。
つまみ細工の一粒一粒が大変なんて言ってたらだめだなあって、思わされたお話でした。

こういうお話聞いたことのある方、ぜひ教えて下さい🙏



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