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チームスチームパンvol.5「3々9扉 〜SANSANKUDO〜」終演

公演が終わって、noteに書くまで時間がかかりました。精算に片付け、そして公演のご意見・ご感想を聞きに、歩き回っておりました。無事に公演を終演させていただいております。
ご来場いただい皆様、配信をご覧いただきました皆さま、ありがとうございました。3人の脚本による、3人芝居、いかがだったでしょうか。俳優同士の濃密な関係から繰り出される芝居になったと思います。

今回挑戦したのは、まず、30分という時間。90分や2時間ある芝居の中で、1シーン10分あれば長尺のシーンになります。今回は、その3倍の長さである30分。その時間を俳優がどのように舞台上で過ごすか。俳優1人の魅力だけでは通じません。俳優間で言葉のパスをつなぎながら、俳優自身が意識して物語を構成していかなければ、見ていて数分で飽きてしまいます。観客が、自分のファンだけであれば別ですが、観劇を楽しみに来られている方々には、芝居を見せなければ納得してくれません。もちろん、演出がもっと「ああして、こうして」ということはありますが、俳優の体を通して出力されるため、やはり俳優自身が意識して作っていく必要があります。

また、3人の脚本家による3人芝居。全く異なるアプローチをする脚本家の本を扱いました。好きな作品はありましたでしょうか。どれか好きな芝居に当たるだろう、と予想しながらすすめておりました。
多様性を理解していく上で、演劇は良き題材です。客観的に事象を生で見ることができる。そんなことできるメディアは演劇だけ。
肌で感じるながら見るだけで、無意識に視野を広げていきます。多様性への理解は、まずは知る。そして、発見し、考察することで、理解へと繋がっていきます。見るだけで知ることができる。人によっていは、発見、考察、そして理解しちゃうひともいる。

さて、今回の経験を経て、次回は、2023年冬を予定しております。
また、見に来ていただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

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