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あなたの「ハイパフォーマンス」を妨げるもの...(10)まとめ

(写真は農家の軒先に吊された柿:2020年12月伊万里にて)

ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健です。

あなたが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。

これまで、「ハイパフォーマンス」を発揮することの妨げについて9回にわたって書いてきましたが、10回目の今回は、「まとめ」とさせて頂きます。

「妨げ」は自分の中にある

「ハイパフォーマンス」を妨げるのは、自分ではない「誰か」や自分の外側の「何か」ではありません

これまで9つの妨げを取り上げてきました。

1.現状維持
2.焦点のブレ
3.過去の成功体験
4.不適応的完璧主義
5.エゴイズム
6.睡眠不足
7.自己限定
8.自己『不』受容
9.集団主義と個人主義

(一つずつ確認したい方はこちら↓から)

これ以外にも妨げとして取り上げることのできる事柄があるとは思いますが、考え得る全ての「妨げ」を洗い出すことが目的ではありませんので、今回のまとめを入れて10回分で一区切りにします。

「妨げ」を扱った理由は、「妨げ」を扱うことで「ハイパフォーマンス」とは何であるかを浮き彫りにすることができると考えたからです。

9つのリストをざっと眺めてみて、どんなことに気づくでしょうか?

最初に私から申し上げたいことはこれです。

あなたの「ハイパフォーマンス」の敵は、
あなたの内側にいるということです。

自分がその時のベストのパフォーマンスを発揮するとができない原因は、他の誰かであるとか、置かれている環境や状態とか、自分の外側のヒト・モノ・コト・カネではないということです。

もちろん、「原因」ではなく、「症状」として自分の外側のヒト・モノ・コト・カネが絡んでいることもあるでしょう。そして、取り扱わなければならない課題が自分の外側にあるでしょう。

しかし、このことについて「他責思考」で、それらの「せい」にしている間は、「ハイパフォーマンス」へのサイドブレーキがかかったままなのです。

まずは、「自責思考」で、「自分ごと」として引き受けましょう


「妨げ」はマインドセット

9つのリストを眺めて、次に気づくのはこれです。

6番目の「睡眠不足」が身体的な「妨げ」である以外は全て私たちの頭の中に存在する「妨げ」であるということです。

頭の中に存在する「妨げ」は、別の言い方をすると、固定化された考え方と言っても良いかもしれません。

経験や教育等によってつくりあげられ、固定化された考え方を「マインドセット」と呼びます。「マインドセット」は無意識であって、「思考のクセ」や「思い込み」とも言えるでしょう。

思考のクセ」「思い込み」をどのように取り除けば良いのでしょう
どのように「マインドセット」を変えることができるのでしょう

詳しくは別の機会に取り扱うことにしますが、一つだけヒントになることをご紹介します。

「マインドセット」を「マインドセット」で
解決しようとしないことです。

この「マインドセット(思考のクセ、思い込み)」を新しい「マインドセット(思考のクセ、思い込み)」に入れ替えるために「思考」を用いないということです。

頭が無駄に回転してしまいます。泥にはまった車輪のように、回転すれば回転するほど、泥がはねて汚くなるだけで、「マインドセット」は一向に変革に向かって動きません。

考えているだけで、行動に移すことができなくなるだけです。

マインドセット」を変えるためには、新たな「経験による学習」が必要なのです。


おわりに〜過去・現在・未来

いかがでしたか?

「ハイパフォーマンス」を妨げるものを10回にわたって取り上げてきました。

最後に一言申し上げて、このシリーズの終わりとさせて頂きます。

●過去については、
ポジティブであっても、ネガティブであっても、そこから正しく学び取ったら、執着しないように...

●未来
については、
「最高の自分」に向かって成長する動力がすでに自分の中にある、と明るい見通しを持って...

●現在
については、
「今」にしっかりと集中して「ハイパフォーマンス」を発揮しましょう!

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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