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「マインドセット」を変革する〜(3)マインドセットの認識

(写真は伊豆高原大室山から見る空と一体化した相模湾:2020年8月撮影)

ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健です。

あなたが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。

私たちの日々の歩みの中で、「最高の自分」に向かって成長していく行動を「ハイパフォーマンス」と呼んでいます。

この「ハイパフォーマンス」を妨げるほとんどの要因は、「マインドセット」です。そこで、「マインドセットを変革する」ことについてシリーズで取り扱っています。

3回目の今回は、「マインドセットの認識」です。


無意識下のマインドセット

マインドセットは、私たちが成長に向かって実行・実践する際に妨げになることもあります。

だからと言って私たちの思考の中でマインドセットが大きな壁敵の姿として出現して「とおせんぼ」のように行く手を妨害するのではありません

ブレーキを踏まずにアクセルを踏んでいるのに、サイドブレーキがきいているために、車が一向に前に進まなかったり、進んだとしても何かの抵抗があって思うような加速ができない時のサイドブレーキのような妨げなのです。

「ハイパフォーマンス」を妨げるマインドセットは、意識的にブレーキを踏んでいるわけでもないのに、サイドブレーキが効いたままの状態のように無意識下で働いてパフォーマンスをとどめたりレベルを落としてしまうのです。

ですから、「ハイパフォーマンス」が発揮されないときに、すぐにそれに気づかない事さえあるのです。


マインドセットを発見する

それでは、どのようにして私たちの無意識下にある「思考のクセ」や「先入観」のようなマインドセットを見つけ出すことができるでしょう。

無意識下の心理に働いている「思考のクセ」を自分の「思考」で認識しようとすると、「ミイラ取りがミイラ」になってしまいかねません。

それでは、どのようにして「ハイパフォーマンス」の妨げになっているマインドセットを発見することができるでしょう。

二つの手がかりをご紹介します。

ひとつ目はリスト化された妨げるマインドセットを眺めながら、思い巡らすことです。

「成長を妨げるマインドセット」を検索にかけることで、リストや分類の説明をいくつも見出すことができます。

私がリストアップした妨げマインドセットを知りたい方はこちら↓をご覧下さい。

もう一つは、マインドセットが私たちの実行・実践を妨げるときに使われる「感情」を手がかりにすることです。

・怒り
・悲しみ
・肯定感
・不安
・感動
・焦り

このような感情を最近感じた時のことを思い起こしながら、以下の質問に答えて考えることをお勧めいたします。

1.何に対してそのような感情を抱いたのか?(人に対してそのような感情を抱いたとしても、その人の「何」に対して感じたのかまで考える)

2.なぜそのような感情を抱いたのか?(そのような感情の背後にどのようなマインドセットがあったのかを考える)

また、上記のプロセスを誰か他の人に手伝ってもらって、自分のマインドセットを発見することも有益です。


マインドセットを認識する

さて、妨げとなっているマインドセットが発見されたら、どうすればよいでしょう。

そのマインドセットを捨てると決心することは、良いことだと思いますが、実際に捨てることは、それほど簡単なことではありません

マインドセットは長い期間に経験や教育によって造りあげられたものであることが多く、一朝一夕で捨て去ることが困難です。

まずは、そのようなマインドセットが自分の中にあることを、肯定も否定もせずに、静かに認識することが有益です。

「人々に賞賛されることで自分の価値が決まる」というマインドセットが自分のベストのパフォーマンスの妨げになっていることを発見したとします。

その時にnoteの投稿でスキがサッパリつかないないので、自分は価値がないのだと思ってしまい、noteを書く気持ちがなくなってしまったとします。

ここで否定も肯定もせずに、自分は「人々に賞賛されることで自分の価値が決まる」というマインドセットがあるのだなぁ、それで価値がないと思ってしまったのだなぁ、と客観視するようにします。

このように客観視することで、マインドセットが感情の海に嵐を起こさないようにすることです。

そして、3日後に考えてみよう、などと決めてノートなどに書きとめたら、それ以上考えず一旦棚上げします。

三日後には、忘れていることもありますが、思い巡らす時には、落ち着いて感情の嵐は起こりにくくなっているはずです。


まとめ

私たちの「ハイパフォーマンス」を妨げるマインドセットは、無意識下にあり、発見するために自己観察が必要です。

そして、発見したからと言っても、すぐに消し去ることは困難な場合が多いのです。

ですから、肯定も否定もせずに、静かに観察して認識するところから始めましょう。


今回は、ここまでにいたします。

あなたの「最高の自分」に向かって成長し続けることができますように!




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