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今までの人生16(止まらない涙)

男性と女性の病院職員が迎えに来てくれた。
泣きじゃくってる私に女性職員が

「靴履けそうですか?」

チャレンジしてみした。
やはり履けない。

「何か違う靴やサンダル履いてみましょうか?」

シューズBOXから普段仕事では履いていなかった
スニーカーを出し、チャレンジ。
・・・
「履けましたね!良かったですね!」

女性職員は靴が履けただけで褒めてくれた。
泣きじゃくってもうフラフラな私に
寄り添うようにマンションの階段を降り
車に乗せてくれた。
病院に裏口から入り
相談室のような個室に通された。

ここから担当者が変わる。

しばらくすると感じの悪いおじさんが
入ってきた。

(怖い・ヤダ・帰りたい)

私の心はそう叫んでいた。
私が送ったメールのコピー用紙を見ながら
ものすごく感じの悪い言い方で
「こんな理由で働きたくないんですか・・・」

は?

働きたくないとは一言も言ってない。
このおじさんはヤダ。
気がついたらそのおじさんは部屋にはおらず
逃げるなら今
と思ったのか私は入ってきた裏口から
外に出ていた。

しかし
車で来た為どこに行けばいいのかも分からない。
気がついたら裏口から出た
病院の外壁の角になっているところに
壁に向かって突っ立っていた。
迎えに来てくれた男性が私を探して
見つけてくれたようだった。

「○○(私)さん大丈夫ですか?」
(分かりません。おじさんが怖いです。声に出ません)

男性職員曰く、
心療内科が混んでいるのですぐ話を聞ける
先生がおらず
内科の医院長に急遽話を聞いて貰えるように
してくれたようだ。

(怖いおじさんと話さなくていい)

それだけでも少しだけホッとした。

今思えば本当に順番を待っていたほかの患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだったが
すぐ医院長先生と話すことが出来た。

私は泣きじゃくっていて
ほぼ話はできる状態ではなかった。
でも医院長先生は、私のメール内容を見て

「大変頑張ってきたんですね。
 疲れたでしょう。
 心療内科の先生にすぐにお話聞いてもらって
 ゆっくり休めるようにしましょうね。」

もう涙は止まらない。
ほかの診療に来てる患者さんに

「医院長先生は腕がいいから
   病気はすぐ治してくれますよ!
   そんなに泣かないでも大丈夫!
   心配しないで大丈夫よ。」

私が心の病気だと分からない周りの患者さんが
大病を告知されて泣いているのだと勘違いして
励ましてくれたのだ。

(情けない。
そして励ましてくれているのに
なんの反応も返せない。
余計涙が止まらなかった)

看護師さんにやっと心療内科に案内してもらった。
心療内科の先生はおじいちゃん先生で
とても優しそうな先生だった。

今日はここまで


本日実家から帰宅する予定だったが
札幌のお天気は大荒れ(汗)
久しぶりにのんびり実家生活を過ごそうかな・・・
本は持参してるので読書の秋にしよう。
明日は帰宅できますように!

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。