見出し画像

今までの人生23(ひたすら寝る・泣く)

生活保護の申請諸々の手続きが出来た。

もうそれだけ出来れば取り合えず
生きていける

そう
この時は生きたいと思っている。
病院に行き
もらった薬を飲み
眠たくなったら寝て
起きたらやれることをする。

まず・・・
寝る
薬も相当強かったのだろう
安定剤も毎食飲んでいた。
ただただ眠い。

目覚ましが鳴る。
飛び起きる。
眠剤と安定剤でボーっとしてる中
仕事に行く準備を無意識にしている。
玄関に行き
仕事用の靴がない。
(シューズボックスに入れた)

そこで ハッ! となる。

もうあの会社に行かなくていいんだ。

安心とともに涙と強い倦怠感と眠気。
部屋着に着替えてもう一度布団へ・・・

とにかくたくさん寝てください。
あなたが今しなくちゃいけないことは
たくさん寝て
ご飯を食べて
食後に薬をのむ。
隔週で通院する。

これだけは辛くても頑張ってください。
そう先生は言っていた。

とにかく寝た。
ご飯は食べれるときに食べて
薬は時間通りに飲んだ。
とにかく怠い。
まず最初の二週間は
寝る。怠い。食事。薬飲む。
起きる。怠い。食事。薬飲む。寝る。

いつの間にか泣いている。
そしてとにかく本当に寝る。
眠剤がよく効いた。

うつ病になると
色々できないことがある。

出来ないというか
やれないというか
面倒くさいというか・・・

何をするにも意識し
気合を入れないとできない。

歯磨き洗顔が出来ない。
自炊が出来ない。
洗濯できない。
掃除ができない。
お風呂(シャワー)が出来ない。

今思えば本当にだらしがない生活・・・
でも出来ないのだ。
本当に・・・

さすがに病院の前日は頑張ってシャワー。
起きて歯磨き洗顔。
着替えて何とか徒歩で40分
病院に向かう。
迷子になり泣きながらながら到着。
道も覚えられない

初めての再診
先生は

「どうですか~?」

としか聞かない。

「わかりません。」

と、答える私。

そのあとから
眠れているか
食事はとれているか
外出は出来ているかなど
聞かれ答える。

ごみ捨てと買い物と病院以外
外には出ない。

泣きながら答える私。
それでも先生は褒めてくれた。

また2週間分の薬をもらい
40分かけて徒歩で帰宅。
バス・電車に乗れない。
なのに40分歩ける。
ほんと意味がわからない。

数日経ち

ほとんど外出しないので
着替えをしない。
でも洗濯物はだんだん増えてくる。
いよいよ気合を入れて洗濯。

何とか午前中に起きあがり
洗濯機の前に立ちスイッチオン。
こんなことでもいつの間にか涙が出てくる。

悲しいのか、虚しいのか、苦しいのか・・・

気が付いたら洗濯は終わっていて
部屋の中は真っ暗

洗濯機の前に
午前中から立ちっぱなしで泣き続け
気が付いたら夜
だったのだ。

今が何日の何時なのかわからなくて不安になり
携帯を見て日時の確認。

あ~まだ今日だ。

脱水でシワシワになった洗濯物を干し
薬を飲んで横になる。


今日はここまで


朝活を始めてもうすぐ一ヶ月。
体調が悪かったり
寝坊したりする日もあったけど
私の中では継続できていると思っている。

病気で病んでる人は冬がとても辛いらしい。
私は雪国生まれ雪国育ちで
あまり感じたことはないと思っていたけど
やはり夜が明けるのが遅くなり
外に出れば大雪や吹雪で
散歩とか外出とかしたくても出来なかったり
面倒になり引きこもりがちになる。

ただ自分では何もわからないのだ。

でも十数年経ち少しずつ変わってきてると
自分でもわかる。
日々少しでも成長。
成長部分は何でもいいと私は思っている。

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。