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今までの人生106(私のうつ病と左指のオペ2)

消灯時間になり看護師がいつもの薬を飲んで
寝てくださいね〜と促しにきた。

皆が夕食が終わる頃にうつ病の食後の薬を飲み
寝る時に眠剤を飲んだ。

いよいよ明日は人生初のオペだ。

病院の中は暑く病着だけでも掛け布団はいらない
くらいだった。
お腹にだけバスタオルを掛け横になる。

不安と緊張のせいか全然眠たくならない。
空腹もあるのだろう。
スマホでネッ友とLINEしたり
漫画を読んだり
ニュースを読んだり
最後に時間を確認したのを覚えてるのは
4時44分!
幸せの4のゾロ目だ〜

と思ったのが記憶の最後で
眠りについたのだと思う。

朝食も無いため起床時間に部屋のカーテンを開けに
看護師がやってきて

おはようございまーす!

と声をかけられたが
コロナ禍であるため個々のカーテンは
閉じられたままだ。

同室の患者は、女性なのはわかるが何歳のどんな人なのかも全く分からない。
トイレに行く時や
部屋の洗面台を使っていても誰も通らないし
看護師をコールで呼ばず、叫んで呼ぶ
変わった人達だったのだけは覚えている。

オペの時間は知らされていなかったが
朝と言われていたので
午前中でも早い時間だと思い
歯磨き洗顔、トイレを済ませ
うつ病の朝の分の薬を飲み
ベッドに横になって待っていた。

「○○(私)さん。オペ室行きますよ〜」

カーテン越しに声をかけられてから
カーテンを開けられ

「おはようございます。よろしくお願いします。」

と挨拶をし必要なものを持って看護師の後を
ついて行きオペ室前室に入った。

この先にはテレビや映画でしか見た事のない
世界が広がってるんだなぁ・・・

この瞬間は
オペの不安よりも好奇心が勝っていた(笑)

しかしそんなのを観察したり見まわす時間もない
スピードでオペ室に入りベッドに横にされ
それぞれの担当が私の顔を覗き込みながら
挨拶をしていく。
その間にもどんどん準備は進められ
すごいスピードとチームワークだなぁ
と頭をよぎった矢先
声をかけられ注射針が刺された。

注射は嫌いでは無いので余程のことがない限り
痛みも感じないのだが看護師が新人だったのか
私が緊張で体が強ばっていたのか

「痛い痛い痛い」と無意識に声が出ていた。

3回位やり直し、痛くないことを確認すると
麻酔が始まった。

指なので局部麻酔を希望していたのだが
骨だからなのか、何故なのか分からないけど
全身麻酔だったのだ。

左手がどんどん固定されていき点滴が体に入って
流れてきているのを感じているうちに
記憶はなくなっていた・・・


今日はここまで


昨日までとても暖かかったので
今日は肌寒く感じる。
2日ぶりにストーブをつけた朝。
体が慣れてきて今は手先が冷たいくらいだ。
日記noteも現在にかなり近づいて来ている。
どこがヤメ時なのか・・・
最近少し考える(笑)

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。