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ドリームチェイサーみたいな月が出ている
細くて白い月がまぶしい夜、「ドリームチェイサーみたいな月が出ている」と思う。
三日月が出ている、と思うより先にその名前が浮かぶ。我ながら厄介なオタクだな、と思う。
「ピガール狂騒曲みたいな絵」とか、「さくらちゃんが着ていたドレスみたいな青色」とか、「桜嵐記みたいなお雛さま」だとか。大好きで何度も見ていた公演だから、今や、日常の感性としっかり結びついてしまった。
ドリームチェイサーみたいな月を
Amazing, あるいはwater
最近、心が強く音楽を欲していると感じることがよくあって、オフィスの玄関を出た瞬間に、鞄の中から手探りでイヤホンを引っ張り出して、急かされるようにスマホの画面をスクロールして、決まった一曲をさがしあてる。そんな日が続いている。
二年前、珠城さんが男役時代にリリースしたそのカバー曲は、当時の私にある衝撃を与えた。
「どうかしてなきゃ やってらんねえな」
そんな歌詞が、私には新しく響いた。
とい