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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW20

火曜日の雑記帳が滑って金曜日になってしまったが、まぁ明るく笑って許してほしい。しばらくすると本当に火曜日だったのかどうかはあまり問題にならなくなるはずだ。

まぁ、このくらいのことでクドクド言い訳はするまい。

そういうと、「説明責任」という言葉が近年だいぶん流行っているが、その使われ方には少々違和感がある。

どうも、起こってしまったことに対して経緯と原因の詳細をその責任者がわかりやすく説明して誠意ある謝罪をすることが「説明責任」として問われているように見えるのだ。

説明責任は言い訳をすることではないとだいぶん昔に教わった。

説明責任を果たす、というのは、いかなるときにも「大丈夫うまく行く」と説明できるように物事を進める責任がある、ということだ。

たとえば、最重要の仕事Aには思いのほか難しく深い問題が内在していて、スケジュールに対して大幅遅延しているとしよう。あれやこれやで大変だから遅れているんです、というのをいかにちゃんと誠意をもって説明しても説明責任を果たしたことにはならない。

そうではなく、たとえば、これからあれやこれやの対策を打ってなんとかスケジュールをキープできます、関係者と調整して仕事Bのリソースを割り当てて体制強化します、ただし、この点はちょっと勘弁してほしい、あの点はこれだけ協力してほしい、などなど、「こうすれば最後にはうまく行く」をちゃんと誠意をもって説明できるように物事を進める責任がある、ということが説明責任を果たすということだ。

もちろん、そのためには、なぜこれまで上手くいかなかったのかきちんと分析して説明できることが必要だし、日ごろから、そのような事態になった場合の備えや案を持って行動していることも大事だ。

だから説明責任は、事が起こってから当事者を糾弾するものではなく、事が起こる前に責任者が問われることなのだ。

なかなかできていないことではあるが、心がけていることではある。

・・・仕事モードのままダラダラと書いてしまった。ちょっと今週は厳しかったのだ。


■実際、最近ちょっと余裕がないことも確かではある。私の今いるチームの他のメンバーに比べたら大した問題ではないようなところを受け持っているのではあるが、やはり坊ちゃん育ちの私には今の状況は少々ツライ。

最近、近所のスーパーで香菜(パクチー)を売っているときがあるので嬉しい。どうしても値段は高くて泣かされるが、それでも春から夏にかけて比較的求めやすい値段で出回る。

そして柑橘系の味が爽やかで楽しめる季節になってきた。

2023/5/15 夕食 揚げ物天国、豚、インゲン、レンコン、玉ねぎ
香菜を散らしてレモンを絞って元気だす。
2023/5/16 夕食 豚と空豆とジャガイモのトマト煮、オリーブ、クスクスとともに、香菜を散らしてライムを絞って、たぶんちょっと北アフリカ中南米風、つまりは、たぶんちょっと大西洋風。

週に 2日の出社を基本にしているが、先週は予定していた木曜日の段取りが悪く、移動時間が惜しく朝から社用のPCを前にずっとウンウン唸っていた。

2023/5/11 昼食 小松菜とネギと鶏の地中海風、ブロッコリ、出汁巻き、しば漬けに雑穀入りご飯。

ちょっと頭を冷やすのに、30分程度料理してガサガサ食べるのも悪くはない。だからといって特効薬のように問題が解決するわけではないが、意外にこういう時間も生産性には寄与しているのではないかと思う。

2023/5/12 昼食 ソーセージと目玉焼きを焼いて、ちぎったレタスをたっぷりと雑穀入りご飯の上にドンと載せてフライドオニオンにイタリアンパセリをトッピング、ちょっと東南アジア風。

弁当もちょっと迫力が足りないかもしれない。前にも書いたと思うが、火曜日は朝いちばんに私がホストする会議があって、誰でもふらりと来れるように、ミーティングルームも予約しているので、6時半起きで弁当と作って会社に顔を出すようにしている。

2023/5/16 弁当 鶏と青梗菜の炒め物地中海風、ホウレンソウ、カリフラワー、インゲン、出汁巻き、しば漬け、雑穀入りご飯にふりかけ。

そんな、ちょっとした約束も言い訳をなくす工夫の一つではある。

「自分のした約束くらい、自分で守れよ」と、25年くらい前だったか、当時隣のチームの課長がメンバーに指導していたことを折々思い出す。


■先週にひっかかった音楽を少し。

1.川崎のラボに出社したら、実験机の隅に紙切れが一つ。去年末のコンサートのチケットだった。・・・へぇ、山本さんってモノノフだったんだ。

ももいろクローバーZは私もけっこう好きで、たまに聴いている。そこから知ったのが、やくしまるえつこ。

洗練された音作りで、既存の枠組みに収まりきらない楽曲がいい感じだ。淡々とした子供っぽい生真面目さを残す歌声もいいし、展開がドラマティックで楽しい。ももクロに提供した「Z女戦争」。


不思議な歌詞がよくマッチした「少年よ我に帰れ」



2.イタリアのジャズ・ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ。去年に初めて知ったのだと思うが、1949年生まれで73歳の大ベテランの大御所だ。いいアルバムがたくさんある。

先週にリリースされた "Soft Journey" トランペットとリリカルな演奏にしばらく浸っていた。

ずいぶん昔にチェット・ベーカーと演奏したものの再演らしい。


たとえば、2016年のピアノトリオでクラシックの楽曲を演奏した "Ménage à Trois" は軽やかで楽しく聴けて気に入っている。


3.レバノンの歌手、アビエル・ナムの新曲、بعدني بحبك(After me, I Love You by Google 翻訳)。哀愁のこもったアラブ歌謡が心地よい。



4.もう一人レバノンの女性ボーカル、ヒバ・タワジ。こちらはコミカルな感じの歌とビデオがいい。


5.ノルウエーのジャズ・ベーシストの、パー・マティーセン (Per Mathisen) のアルバム、ベトナムにルーツを持ちフランスを拠点に活躍しているギタリストのグエン・レ (Nguen Le) が参加していて、レーダーにひっかかった。ドラムスの Audum Kleive とのトリオだ。

どの曲もいいが、特に先週シングルでリリースされていた "On The Horizon"は気に入った。

ビル・フリゼルを思わせる、空間を包み込むようなギターの音と、旋律を作るベースがよくマッチしていて盛り上がっていく。3'17"あたりから、グエン・レのソロがさく裂して引き込まれる。

パー・マティーセン、他のアルバムもよさそうだ。


■先週の土日は雨降りだった。土曜日の午後に少し雨が止んだので、新横浜公園を 7km ほど走った。

2023/5/13 ジョギング 新横浜公園 7.3km
2023/5/13 ジョギング 新横浜公園 ・日産スタジアム横
2023/5/13 223.8km 計画比: 96.4% 今年の目標は640km
少しビハインドだが、楽にリカバーできる範囲だ。


せっかく会社に出社しても、ブレードサーバーの冷却ファンがうなりをあげるウルさい誰もいないラボに一人こもっていたり、ちょっと一仕事終わってぶらっと一人飲みに行くのも、近所のやかましいスポーツバーだったりする。

新横浜の HUB。広く展開しているチェーン店だが、「ブリティッシュ・バー」というシックな雰囲気と、ほどよくやかましいのが好きなところだ。
ここのハブ・エールというオリジナルの生ビールとフィッシュ・アンド・チップスが美味い(*1)。


「それってどういうこと?」
「やかましい人と一緒にいるのは苦手だがやかましい場所で一人ポツンといるのは好きなんだ。」

人と向き合う仕事の空間は濃密であっという間に過ぎていく。自分と向き合う時間がしんどい場面もある。だから、ときには、やかましい場所に身をおいてボンヤリと何者でもない自分でいる、そんな時間も大事なのだ。



■注記

(*1) おいしいものはおいしい、ということだけなのだが、ステマだと疑われるといけないので、いちおう立場を明らかにしておこう。HUB Aleと関わりの深いビアスタイル21の別所代表取締役社長(別所 弘章|note)が私の中高の同級生であることもあって、応援している。

HUB ALEとは:スポーツもお酒も楽しめるHUB|82 (pub-hub.com)

(略)

そのオリジナルエールのベースとなるのが、エステラというビールでした。 早速当時のビール通の店長(今では本社で活躍していたり、独立して店を持ったりしています)10人ほどを本社にあるテストキッチンに集め、試飲したところ「美味しい!」「やりたい!」ということで、全員の意見が一致しました。
このオリジナルエールの育ての親となったのは、もともとこの話を持ってきた佐々木正幸氏、キリンビールからガージェリーを独立させ、こだわりのビール作りに人生をかけている人物でした。その佐々木社長とクラフトビールの老舗、エチゴビールの行田宏文社長(当時)、ハブの商品開発とで、妥協を許さない研究が始まりました。
日本ではキンキンに冷えたビールを、一気にのどにかき落とす。冷たいと発泡性が高く、のどが爽快感を感じて実に美味しい。だから「とりあえずビール」と、最初は大抵ビール。その喉ごしと対極にあるエールで、とりあえずの存在から、主役になるビールをつくりたかったのです。
こうして誕生したのが、ハブエールでした。お客様の評価は高く、今ではハブエールの固定ファンも増えて、その地位を築いています。
(略)

HUB ALEとは:スポーツもお酒も楽しめるHUB|82 (pub-hub.com)


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