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【学び53冊目】ランチェスター思考

【用心深さによるエラーより、スピード、大胆さ、勢いによる誤り方の方がましである。時間を犠牲にし、敵の知識を深めることでリスクが減るとは限らない。】

スピードは大事です。でもなんで大事なのか、しっくりこない人もいるかもしれません。

私が働くコンサル業界は、社員の入れ替わりが激しく、若い人が比較的多いです。、自分よりも1周りも、2周りも年齢が上の人と対等にやり合うどころか、先生ポジションをとらなければいけません。同じ時間軸で生きていて、それが無し遂げられるわけがありません。スピードを上げて、莫大な量のアウトプット量を確保する以外方法はありません。「スピード」です。それが、私たちの取柄です。

例えば、さんからこのような質問があったとします。
「この税制が改正されましたが、これはいわゆる、〜ということですか?」

もちろん、ベストは制度に常にアンテナを張っておき、制度の改正が会ったら直ぐにインプットをし、自分なりの見解を用意して起き、質問が来た瞬間には即答、という形です。

ですが、スーパーマンでもない限り、どんなにアンテナを張っていても、情報の漏れが出てしまうことはあります。

その質問について自分が、知らなかった場合、どうすればいいでしょうか。
A「間違った情報を与えてしまうのが怖いから、じっくり調べてから、送ろう。2時間かけて調べよう。」
B「20分で、調べて(インターネットで調べる→社内の詳しい人に聞く)自分なりの答えを出し、回答する。」

100対0で、Bの方が正しいです。確かに、間違った情報を与えてはいけないという思いは大事です。その点ではAにも一理あります。ですが、

「はい、か、いいえ」の部分が、合ってるか、間違っているかが重要です。70点が合っている、69点以下が間違っているとすれば、70を出すことができればいいのです。100点を出すことはできません。

70から100への壁はとても大きく、かけた時間に精度は必ずしも比例しません。ましてや、時間をかけても、69点以下になってしまうことだってありうるのです。時間をかけてする失敗は、一番最悪なパターンです。

時間をかけることにあまり意味はないのです。時間をかければ、お客さんが自分で調べて自分で答えを出すことができます。回答が迅速くなければ、わざわざ我々に質問する意味はなくなってしまいます。

短い時間で、「70点」を出せればいいのです。素早く70点を出し続ければ、71点、72点と、少しずつ質の部分も上がってきます。「短い時間で70点を出す成功体験を積み続ける」ことが大事です。普通の人と同じ時間軸に生きない。少ない期間で、たくさん成長しなければならないとなると、インプットアウトプットのサイクルを速くするしか方法はありません。質など考えている場合ではありません。

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