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【学び㉒冊目】伝えて動かす! WEBライティングの教科書 Ray


この本を手にした理由

SNSの発達などによって、私達がインターネット上で発信する機会が多くなりました。自分が作ったコンテンツやメッセージを読んでもらうには様々な工夫がいるでしょう。例えば、ブログにあげた記事をより多くの人に読んでもらうためにTwitterで共有する、などが考えられます。このような、マーケティング戦略が不可欠となります。ですが、マーケティング戦略はどのように自分が書いた記事がネットで拡散されるか、どれだけの人に届かせることか、だけではなく、どのような記事を書くか、もまた重要です。このような、読みやすい記事の書き方、にフォーカスした本を探していたところ、丁度この本を手にしたので購入に至りました。

学び① 誰に対して何を伝えるのか!?

記事を書くにあたって、いったい誰に向けて書いているのかを明確にする必要があります。なぜなら、それによって使う言葉やメッセージの使い方を変える必要があるからです。

例えば、会計の知識がない人に、会計を説明する記事を書く際には、貸借対照表が~、連結会計が~、有価証券報告書に~、などと専門用語を使うことは無いでしょうし、上級者向けの記事を書く際に、いちいち用語の補足説明をすることもないでしょう。最初に誰伝えるかによって、自ずと伝え方や使う言葉も決まってきます。また、誰に伝えるかによって、伝えるテーマも原則として一つに絞る必要があります。テーマが行ったり来たりすると、その記事でのメッセージ性が弱まってしまうからです。なるほど、WEBライティングでは欲張ってはいけないわけですね。

学び② 文章の7割は構成で決まる。

誰に伝えるのかを決めたら、次は構成を練ります。大枠である、タイトル、見出し1、見出し2、見出し3と順に先に作ってしまうことで、記事の作成中に着地点を見失うこともなく、骨組みが出来ているのであとは、それにそって肉付けをしていくだけ、という状態に持っていくことが出来ます。また、読者側からしても、タイトルと見出しで、文を読まずしても大体の内容が分かってしまうので、そこからも構成がかなり重要なことが伺えます。

学び③ PREP法

学び①の誰に伝えるか、と同じように、どのように伝えるかも重要な部分です。様々な文章構成の仕方が紹介されていましたが、こちらではその中の一つのPREP法を紹介します。

①Point  ( 要点・結論)
② Reason ( 理由)
③Example ( 事例・証拠)
④ Point  ( 要点・結論)

こちらの頭文字を取ってつけられた名称がPREP法です。一番の特徴として、日本語の構造上からは珍しい、最初に結論が来る形をとっていることです。最初に結論を言うことにより無駄がなく、理由、例示、そして最後に結論を繰り返すことによってより説得力をもたせることが出来ます。特にビジネス書や、動画などで効果を発揮します。

まとめ

ビジネスを行う全ての人、またプライベートでもWebライティングを行う機会がある人には、是非読んでいただきたい1冊でした。1つ感じたことは、WEBライティングもマーケティングの1つであり、同じように相手の立場に立って考える必要があるものだということです。今の時代、読みにくい文書を根気強く読んでくれる人はほとんどいません。テクニカルな話も多く取り扱われていましたが、根本的な考え方としては、その部分に根ざしているように感じられました。私自身も、引き続き、仕事でもプライベートでもWebライティングにふれる機会はかなりあると思われるので、少しずつこの本に書かれているテクニックを実践していければと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!















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