見出し画像

【学び㉟冊目】母性の経営

【学び① 夢から志へ】

夢は、個人が成し遂げたい、得たいと思うことであることに対して、志は社会性を伴った夢です。

経営者が社員に目標設定をさせる時(もしくは社員自身が目標設定をする時)根本的な間違いを犯してしまうことが往々にしてあります。それは、夢を元に目標設定をしてしうまうことです。学生までは、夢をもとに目標設定をすることになんの問題もありませんが、社会人であれば、そうとはいきません。

理由は一つしかありません。自分が求めていることが、相手の求めていることとは限らないからです。

私は、志をもとに目標設定をしていくことは、別の言葉で言い換えると、自分のマーケティングの仕方を知ることだと考えます。

私自身の話をすると、大学時代に独学での韓国語の勉強に精を出し、留学を経て、TOPIKという韓国語能力試験の最上級を取得しました。就活開始前は、絶対に韓国語を使う仕事に就くつもりでいましたが、それがボトルネックとなってしまいました。日本国内のマーケットでは、日本語、英語を流暢に操ることができる韓国人の人材が多く、「韓国語が出来る日本人」の需要は、決して高くない、という現実を突きつけられました。

プロフェッショナルとして生きていく限り、「相手のしたいことがなにか」が常に先に来なくてはいけません。相手のしたいことを徹底的に突き詰めていく先に、自分のやりたいことと、相手のやりたいことが一致する瞬間が訪れるのではないかと考えます。


【学び② ジョハリの窓(自己開示とフィードバック)】


信頼関係をより強化していくためには、まず聞く技術を徹底的に高め、相手からの自己開示を促します。次に、自分の話す技術を高めていき、自らも自己開示していくことで、お互いの信頼度を高めていくことができるのです。

多くの人が、聞く力がまだままならないまま、話す方に徹してしまい、結果として自分が話したいことだけ話してしまう、という状態に陥ってしまいます。


①でも述べたように、相手が聞きたいことが、自分が話したいこととは限りません。相手がまだ自己開示をしていないタイミングで自分がフィードバックをしてしまえば、もう相手はこれ以上開示してくれることはありません。

聞く力の重要性は、話す力を凌駕します。


【学び③ 成長曲線を下げないためには】

そのためには、①広い思考、②時間軸、③貢献対象を持って置かなければいけません。それらを掛け合わせることで、人の器の広さを計ることが出来ます。

例えば、③が自分までしか無い人は、組織の中でも自分個人が成長することしか念頭に無いため、成長曲線はある程度のところで止まってしまい、転職してしまいます。そして転職後の成長曲線も緩やかになってしまいます。ですが、③が組織全体まである人は、管理者になり、マネジメントスキルを伸ばす、という形でさらなる成長の波に乗る事ができます。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?