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【学び㊱冊目】 新卒から海外で働こう!

【学び①人間力って結局何なの?】

本書では、日本国内マーケットの限界と海外マーケットの可能性、そしてそこへ活路を見出していくための、グローバルリーダーの育成の必要性について書かれています。
そして、グローバルリーダーの条件として英語力×専門力×人間力、とあります。

おそらく最初の2つ(英語力、専門力)に関しては、もはや議論の余地すら無いでしょう。少子高齢化、日本国内のマーケットの縮小、国債の増加による政府の赤字、これ以上無意味な内需拡大など、全て何も今に始まった話ではなく、むしろ、それらをこの本を通して「へぇ~初めて知った!!」、という人は、はっきり言って恥ずかしいと思うべきです。これらの大前提があり、海外へと活路を見出していくために、当然、英語力と専門性を兼ね備えた人材を生み出していくべきです。

難しいのは、人間力の部分ではないでしょうか?

私は、この人間力を「哲学力」と定義します。


【②哲学とは?】

哲学は、生きていく中で、自分の専用のレールを持っていることです。宗教との大きな違いは、宗教は一本のレールを決めれば、そのレールを最後まで脱線すること無く走り続けることに対して、哲学は、今走っているレールより良いレールがあれば、乗り換えることもできるのです。つまり、一つのレールは仮説であり、あくまで正しいとは限らないのです。ですが、進み続ける中で、これが本当に正しいレールなのかを自問自答し続け、常に思考の連鎖を止めないのが、哲学です。

哲学がなければ、いくら英語力、専門力があっても、いつか必ず道に迷ってしまいます。


じゃあ、哲学があれば、技術(英語、専門性)がなくてもいいのか?英語が優先!!人間力が優先!!
というような議論は、正直ナンセンスです。

私の考えでは、優先順位などなく、全て必要です。

【③社会性のある哲学】

では、哲学はなんでもいいのか?というと、それも違うと思います。リーダーたるもの、私欲にまみれた、自分勝手なレールではなく、社会のためになるレールを敷かなくてはいけません。


厳密に言えば、哲学が私欲にまみれたものでも、リーダーになることは出来てしまいます。(技術の高さや、カリスマ性により)そこが、影響力を持つことのネガティブな面でもあります。性悪説に立てば、私欲にまみれているのが人の本来の姿であるとも、言えるでしょう。そこは、自分の中の悪と戦い、自分がどのような形で人々の記憶に残りたいのか、よく考えていくべきでしょう。


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