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【学び①冊目】コンサル1年目が学ぶこと

読んだ理由と、この本を通して知ろうとしていたこと

まず、私の内定先がコンサルティングファームで、入社前にコンサルの思考法を身に着けたいという思いがありました。

また、コンサルの人は論理的で仕事が出来るという声をよく聞くと思います。このいわれには、何かコンサルタントのスキルの中に、全てのビジネスに共通するものがあるのではないかと思います。仕事が出来るといわれる所以である、そのコアの部分を中心に吸収することで、仕事だけでなく普段の勉強などにも適応できるのではないかと考え、そういった点に主に重点を置き本を手に取るに至りました。なので、そういった視点でこの本を読んだ際に得た学びを中心に共有させていただきたいと思います。


結論から話す

コンサルタントの話し方は、無条件でこれだそうです。日本語の語順的にも、これは難しいところではあるかもしれませんが、話をクリアにし、論理性を持たせるために、かなり有効な方法です。

大学のゼミで、どうしても提出物が期限に間に合わなく、先生に頼みに行ったことがあります。

その時の私の頼み方は、他の課題が終らなくて~、バイトが忙しくて~、以下言い訳もろもろ(笑)、→なので間に合いません。というような形でした

先生の反応は以下のようなものでした

「間に合わないならもっと早く言ってくれないと!理由より先に出来ないっていうことを先に言ってちょうだい!私の時間も有限なんだから、分かった段階ですぐ教えてくれれば、考慮してあげるのに。」

この時の気づきは二つありました。

まず、話の主役はあくまで結論であり、理由ではないということです。また、特に、何かが間に合わないとき、失敗した時などに、その報告をしなければならないときに、理由→結論という順序で話すと、必ずと言っていいほど言い訳じみて聞こえてしまうということです。これは、逆の立場で考えた時、明確に分かりました。

何より、聞き手になって考えた時、結論から始まる方が、話のストーリーラインが遥かに分かりやすいです。

日常的な会話では、必ずしもこの限りではありませんが、大学や仕事などでは、不可欠な話のスキルだと思います。

事実と数字で話す

いかに、相手に納得してもらうかを考えた際に、重要なスキルです。とくに、違う価値観、バックグラウンドを持った人に納得してもらう際に必要なものです。

例えば、価値観が違う人に対して、価値観で納得してもらうことは困難で、無理やり分かってもらうとすれば、衝突が必ず生じます。

ただ、そんな価値観が違う人ととの会話でも分かり合えるものがあります。

それが事実と数字です。

事実と数字というのは、誰が何と言おうと変わらないからです。話の根拠が個人の価値観に基づいてるものより事実、数値的なデータがべースになっているほうがより、納得してもらえるでしょう。

事実と数字を武器に!まるで探偵のように(笑)


相手の土俵に合わせて話す

これも、かなり重要かつ、私の経験にも関連付けられることだと思いました。

一時期、頭がよくなりたいと思い、難しい単語を出来るだけ使い、専門用語を使えば頭がよく聞こえると勘違いしていた時期がありました。ただ、それは、間違いで、ただの自己満足でしかありません。

ホントにいい話し方というのは、出来るだけクリアに分かりやすく説明すること、また専門用語などを使って

仮説思考

これは、コンサルの代名詞といわれているようですね。また、コンサル以外の仕事や、勉強などにも適応できるスキルではないかと思います。

例えば、TOEIC800点を目指して、勉強を行うとなった時、800点を達成した、YouTubeの動画を参考にして、実際にその人がやった方法で勉強を行うとします。それこそが、仮説なのです。初めて、TOEICを受けるのでどうなるかわからない。でも、実際に800点を達成した人が、実際に行った方法を行えば達成できる可能性はある。それで、もし達成できなかった場合アプローチのどの部分に改善をすればいいのかを、分析し、軌道修正していけばいいのです。

仮説が無く、やみくもに努力していくのとでは、全然効率が違います。また、万が一目標の800点を取れなかったときに原因が何なのか分析がしにくくなってしまいます。

情報量は能力ではない

一時期読書、月に10冊絶対読むぞ!!というような、謎の意気込みをしていた時期がありました。しかし、正直そこから得られた成長は何もありませんでした。理由としては以下のようなものがあります。

①スピードばかりを意識していた
②アウトプットをしていなかった
③読んだ冊数ばかりに満足してしまっていた

情報にたくさん触れたからといって、それは能力にはならないのです。ましては、時間は限られてる中で、目的意識のない10冊をただ読んだところで何の意味もありません。目的意識から、必要な本を選び出し、重要な部分を自分のものにしていく方がよっぽど有意義です。

いかに限られた時間で、必要なものにだけ触れ、それを自分のものに出来るかが勝負なのです。

消費者では無く生産者

まさに、この部分は一番印象に残りました。社会人になってもまだ消費者気分の人は一定数いると思いますが、成長を得るため、スキルを得るためには、生産者であることの自覚は、絶対条件なのではないかと感じました。

カフェでのアルバイトの経験があるのですが、接客を常に楽しんでいる人は、カスタマー目線なので、どうすれば喜んでもらえるのかを常に考え、フィードバックがあれば、受け止め改善していくため、必然的にスキル面も伸びていく一方、消費者目線の人は、働いていても、常に自分が一番大事なので、自分が望まないことには、すぐに不満が漏れ、結局長続きしないケースも少なくありませんでした。

まとめ

以上の点が、私がこの本を通して得られたことです。全体的な感想としてましては、やはり読む前に予想していた通り、コンサルの思考スキルというのは、コンサル以外のビジネスを行う人でも共通して取り入れることが出来るものになっています。また、読んでいただきました通り、仕事以外の場面でも取り入れられたり、トレーニングできる思考法というもの多くあります。私も、入社前にこの思考法を網羅できるように、まだ足りていない部分を今日からトレーニングしようと思います。繰り返しになりますが、コンサルに内定が決まった就活生の方、またそれ以外の業界に内定が決まった方、また社会人の方、どなたでも参考になる1冊になっていると思います。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!


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