読書感想【文明と戦争 上・下】
この本は生物学,人類学,考古学,歴史学,社会学,政治学といった幅広い学問領域に基礎を置いている.そのため 上下それぞれ約500ページという長編ものになっている.なかなか読むのが大変であったものの 人類の壮大な物語を堪能できるため 面白い.
本書を通じて著者は,戦争は人類の生活と共に常に存在しており 人類の一般的な欲求を満たすために戦われてきた事実を明らかにしている.
人類の歴史を振り返ると 戦争が不要なものとなるかもしれない出来事はあった.それは資本主義の勃興,高度に発達