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9歳の私に、小説を書くきっかけをくれたゲーム

前回のシナリオ公開でたくさんスキをいただき、ありがとうございました。初投稿から反応いただけてとても嬉しかったです!意気揚々と2話作成に取り組めました!

そして、
シナリオ2話目を投稿する直前になって、ふと気が付いた。

「そういえば、まだ自己紹介すら書いてない……?」

そんなわけで、ホームに上がっていた「#自己紹介をゲームで語る」を使って、まずは自己紹介をさせていただきます。
紹介するゲームは、私が小説やシナリオを書くきっかけとなったゲームです。

◆9歳の私には自己攻略が難しかった

正直子どもが遊ぶゲームじゃない、と今でも思ってます。
「牧場物語 ミネラルタウンのなかまたちForガール」

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作品概要:荒れ地となった牧場を継ぐことになった主人公。牧場を発展させるために酪農や農作に励みつつ、街の住民と仲良くなったり結婚したりするゲーム。(略称:ミネなか)

この作品は初めて自分用に買ってもらったゲームと記憶しています。
(幼稚園児の時からゲームをやっているのでスーパーファミコンとかプレイしていましたが、3人兄弟の末っ子なもんで、基本的にゲームは兄のお下がりか、みんなで同じゲームカセットを買ってもらうスタイル。なのでこれが初の個人要望でした。)

このゲーム、女児向けかと思いきや、あなどるなかれ。
隠しイベントがめちゃくちゃに多いんです。(というよりイベントの大半がフラグもなく突然来るし、選択間違えると特定キャラが一生戻ってこなくなる。)
やり込み要素が強く、大人が効率的に詰めていけばコンプできたりするかもしれませんが、正直小さい子どもがやるゲームじゃないだろうと思う部分が多々あります。(ネタバレになるのでどういうことかは書きませんが……。)
個人的には、やり込み要素だけで言うとswitch版のあつまれどうぶつの森を遥かに凌駕すると思っています。

そうして行き詰った9歳の私。
何を思ったか、父からパソコンを借りて自分で攻略を調べました
(パソコンで調べるところまでどういう経緯か忘れましたが、よく使ってたサイトのトップページは今でも目に焼き付いています。)
こうして新たなセーブデータとともに、無事に効率的なプレイ方法を身に着けたのです。

◆開かれた二次創作の扉

攻略サイトを見るのが日課になり、学校から帰ってはパソコンをつけ、いつものサイトに飛んでいました。
そこで見つけたのが「イラスト板」「小説板」のリンクです。
(今でも板って言い方するんでしょうか……。)

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リンク先には、それはもうたくさんの作品が並んでいました。イラスト板では季節ごとでハロウィンやクリスマスイラストで盛り上がっており、私もマウスで必死に描いて投稿したことがあります。

しかし、私の本命はイラスト板ではなくなっていきました。
入りは視覚に訴えかけ、とっつきやすいイラスト板でしたが、日を追うごとに小説板の魅力に憑りつかれていったのです。

そこではゲーム内の固有名詞・相関関係が利用され、原作に近いほのぼの牧場生活を描写した作品もあれば、牧場のぼの字も出ないファンタジー作品もありました。
名前などの前情報が頭に入っている二次創作のおかげか作品に入り込みやすく、一日に膨大な量の小説を読み漁っていても飽きずに、むしろ虜になっていました。(もともと6歳ぐらいから本の虫だったのもありますが。)

それからというもの、寝る前の布団の中、頭の中では次から次へと二次創作物語が繰り広げられるようになりました。私の中の秘められた妄想力が覚醒したのがこの頃です。

私は見る側から書く側へと変わりました。
まだ文章なんて、夏休みの読書感想文以外にまともに書いたことがない年齢です。最初はセリフ・ト書き・効果音を書き連ねてるだけの、小説とは言えないような代物でした。

そんな文章なので、当たり前ですが心無いコメントも非常に多かったことを記憶しています。「つまらねぇからやめろ」「読みづらい」等だったかと思います。その通りだと思います(笑)

ただ、そんな中でも続きを待ってくれるコメントが寄せられて喜んだり、自分の創作意欲も止まることを知らなかったので、ほぼ毎日更新していました。今思い返せば一部からは誹謗中傷のようなものを受けていたんだと思います。
が、全く気になりませんでした。
若い力ってすごぉい……。

◆舞台は二次創作からオリジナル作品へ

小学生時代はそれからずっと二次創作を続けていました。内容は当時流行っていたジャニーズの、いわゆる夢小説だったり、私がハマっていたドラクエの二次創作だったと思います。

そして、中学生になったある日、授業で星新一の「おーい でてこーい」が取り上げられたんです。読んだ時は、それはもう頭を強く打たれたような衝撃が走りました。

私、今でも好きなんです。星新一作品は多分ほとんど読みました。
あの短いストーリーの中に、起承転結全てが詰まっていて、いつも最後は想像しなかったどんでん返しをくれたり、考察できる余地を残して終えたりしてくれるんです。
個人的には、妖精配給会社に収録されている「アフターサービス」という作品が抜群に好きです。何度も読み返しました。ぜひ読んでください。

星新一の影響を強く受けた私の作品は、次第にオリジナルのショートショート作品へと変わっていきました。
このショートショートを書き続けた経験が高校時代で活きてくるのですが、長くなるのでそれはまた別の機会に……。

◆リメイクされて帰ってきた!

小説を書き始めたきっかけは以上です。
が、実はミネなかには続きがありまして……

なんとswitchでリメイクされました~~~!!!!!

大ファンの私にはたまらず、即購入しました。
大好きなミネなかの世界だ~~~!やった~~~!
と大歓喜しながら結構な時間プレイしました(笑)

ただ、キャラデザとか変わってしまったのがかなりショック……。ちなみにライバルイベント(自分の結婚候補と街の女の子が恋愛・結婚するイベント)もなくなっていて、魔女様もいなくなってました……。

その分、新キャラも登場しています。また結婚だけではなく、同性とも実質結婚できる「大親友の儀」というものが実装されていました。LGBTへの配慮がすごい。

私個人は旧作に思い入れが強かったので、ちょっと残念に感じる部分も多くありましたが、今作のほうが全体的に効率よく動けるようになっていました。
鉱石場などのシステムが変わって、旧作だと結構やり込まないと手に入らなかったものがわりと早い段階で手に入れられたように思います。

ご興味ある方はぜひプレイしてみてください!
キャラクターの1人1人がとても素敵なゲームです。

シナリオライターとしてきちんと就職出来たら、こんな風に各キャラクターに想いを馳せられるようなキャラメイクやシナリオメイクしていきたいですね。


長々と読んでいただきありがとうございました!
次回はシナリオ2話目更新します!

追記:
実はエージェントを通してかなり転職活動しているんですが、時期が悪く応募殺到で未経験OK案件でも未経験だとほぼ書類段階で通らず、見送りばかりです。
先ほど5社くらい一気に見送り結果来た時はさすがに少し凹みました……。
ただ、こうなると燃えますね。反骨精神でめちゃくちゃやる気出ます(笑)
同時進行で「小説家になろう」への投稿用ライトノベル作品と、新人賞応募用の純文学作品も執筆しています。
やるからには徹底的に!頑張ります!

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