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【FF7リメイク】ミッドガルを覆う閉塞感が訴えるもの【ネタバレ感想】

こんにちは。

自由な時間は割とある方ですが家にいる時間は少ない今日この頃。

お休みでも外出自粛は心掛けましょう。

ストレスないステイホームを。


FF7リメイククリアした感想


昨夜、FF7Rをクリアした。

総プレイ時間は50時間弱。

自分はこのゲーム大いに楽しませてもらった。

・ブラッドボーンの最初のガイコツに3時間やられギブ

・仁王で最初の牢屋から抜け出せずギブアップ

・KHCOMでクリアしてもバトルシステムを最後まで理解できず

・ゴッドイーターで銃と弾丸のシステムが理解出来ず肉弾戦のみでゲームを進めていたら詰む

くらいアクションに精通しているので余裕ですわ。

エアリスとバレットの2人で戦うボスに30分くらいかかった。


FF7Rブログ5

倒し方がわからず時間が掛かった。

肝心のお話は難解さが癖になるぜ!

ストーリーに触れていこう。

自分の中で理解できてない点を箇条書きにしてみる。

クラウドのフラッシュバックシーン。これは誰かの記憶?

FF7Rブログ3

エアリスが色々と知りすぎている。古代種の能力?
リユニオン?て?
フードの男にはどんな過去があったのか。刺青の数字の意味は?

FF7Rブログ1

chapter18でティファとセフィロスが対峙していたがお互い面識はない?
フィーラーは運命の番人の役目とは具体的に何?
ジェノバの存在とは?
最後ミッドガルが大量のフィーラーによってボロボロになっていたが、新羅カンパニーは無事でマリンも生きていた。ミッドガルがボロボロになった世界とこれまでいたミッドガルは別世界?ゲートをくぐったから?
ジェシーは生きているの?(願望強め)
終末の7秒前って何?

思いついたのはこれくらい。

これらの謎を考察したり、仮説を立てたり、情報を集めたり。

ゲームクリア後の楽しみが満載で嬉しい。

レビュー記事10個くらい読んで気付いたこと

さて皆はどんなストーリー感想だったのか!

と記事を漁りまくった。

やはり多かったのはPS版FF7オリジナルとの相違点を挙げている記事。

しかし案の定発見。オリジナル原理主義者の嘆きブログ

見事なまでFF7Rを完全否定していた人を発見。

現存するものだなぁ。

作品に賛否両論はあると思う。

しかし良かった点にも触れるべきなのではと感じた。

話は戻って感想を読んだ感想の話。

「新羅カンパニー」という企業目線での感想もあった。

アバランチ目線なら新羅カンパニーは悪。

しかし新羅カンパニーに在籍する一人の社員目線で言えば、アバランチの行う活動は暴力的であり、ミッドガルの暮らしを脅かす脅威だ。

そのあたりを細かく描写する(新羅課長グッジョブ)ことで、

環境問題に理解を得られないモヤモヤが良く伝わる。

特にプレイヤーの年齢層から言っても新羅カンパニー側に肩入れしてしまう人も多かったはず。夜遅くまでご苦労様だね新羅社員。

そして新羅ビル内の見学ツアーの展覧も素晴らしかった。

見学の導線が意識され、溜まりの場所では映像が流れる。

ワンマン大企業っぽい胡散臭さ満載だった。あれはやられた。

新羅ビルを中心に人の業が渦巻く


第一作目となる本作は多くを語らない。

謎だらけでエンディングを迎えてしまう。

このことが不親切だという記事があった。

この指摘は大変興味深い問題だと感じた。

起承転結で起のパートということを説明してもなお、説明不足が気に入らない受け手がいる。

たとえ分作であったとしても、1つの作品としてのある程度の読後感がないといけない。といった文脈なのだと思う。

私が思うに本作の最大の価値とはミッドガルの生活を事細かに表現したことだと思う。

スラム街、ウォールマーケット、新羅カンパニー、、、

ミッドガル中に立ち込める閉塞感がこれでもかってほど伝わってくる。

その中で新羅と戦うアバランチ。アバランチを非難する市民。市民を操作する新羅。と負の感情が螺旋のようにつながるのが面白い。

プレート落下は防げず、なおかつ濡れ衣を着せられて、弁明もできずミッドガルを脱出した。胸糞悪い展開。

FF7Rブログ4

思えば思うほどにFF7Rはスカッとしない。読み手に読後感を与える気が感じられない。しかしミッドガルを描くという点においてはこれで正解な気がする。

これでいいのだ。

エアリスの行く末を見守りたい

今作はエアリスが特に可愛い。そう思わざるを得ない。

FF7Rブログ2

現在多くのユーザーはエアリスに対して複雑な感情を抱いている。

それは言わずもがな彼女の行く末を知っているから。

新作に触れているのに、キャラクターのバックボーンを知っている。面白い体験だと思う。

複雑な感情を抱いたまま、物語が進むと「あれ?自分の知っている未来にならない?」と徐々に気付き始めるユーザーが現れ始める。バックボーンを知っているつもりだったのかもしれないと気付く。

どんな結末になるのかがハッキリしないままのエンディング。

これは3年でも5年でも待つでしょ。

キャラクターの描き方は本当によくできていると思う。

まとめ

プレイ直後の感想をつらつらと述べた次第ですが、いかがでしょうか。

遊んだ満足感は素晴らしく、次回への期待も高まる作品でした。

「300万本以上売れた原作を復刻する」そのプレッシャーを跳ね返してくれて感謝ですね。

理想を言えば3年以内に次回作を期待!

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