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週末は木立の中へ引っ越し 6 雑草を楽しむ?

雑草を楽しむ?

草刈りしても草刈りしても出てくる雑草。放っとくと身の丈まで伸びてしまう雑草。親の敵(古いなぁ)とばかりに草刈りしているときにふと目にした小さな花々、あるいはクローバーの群生。思わず刈り取らずに残しました。よく見ると山野草のようなものもある。
「雑草と野草の違いって何?」しばし沈思黙考...。
そっかぁ〜!
「楽しめれば『野草』、楽しもうとしなければ『雑草』」
なんじゃないかな。

楽しむ野草

・野蒜
薬味としてスーパーで売っている、分葱のようなひょろ〜っと細長い茎か葉かわからないものが群生しています。その群生している一本一本がちょうど焼き鳥の串一本ぐらいの太さに育つのは数年かかるようです。で、そのぐらいに育ったときに掘り出すと、まあるい球根が付いてます。やったぁ!って感じですね!何が、やったぁ、なのかというと、これを生のまま味噌を着けてパクつくとエシャレットのようにピリ辛で美味しんです!草刈りで汗かいてシャワー浴びてもう車運転しないぞ、でビールと野蒜。最高に美味いでっすぅ。

・ヤブラン
ホームセンターでよく売っている、「竜のひげ(タマリュウ)」ってご存知ですか?生えはじめはそれとそっくりなんです。放っておいても高く伸びず冬も枯れずに少しづつ繁茂してくるのでおっぱらかしガーデニングには最適です(おっぱらかしをガーデニングというのか?テヘ...。)花が咲いたり小さな実をつけたり結構楽しめますよ。

・ねじりばな
それはそれは可憐な花です。高さ十五センチぐらいに伸びた茎に螺旋階段のように小さなピンク色の花が咲きます。野芝の周りや野芝の群生の中でよく咲いてます。これを見つけると、あぁいい季節がやってきたなぁ、と感じさせる花です。

・ホトケノザ
春先に地面に紫色の小さな花を群生させます。枯れ草の中に咲き始めるので綺麗ですねぇ。
と、ここで留まってくれれば万々歳なのですが、群生のままヒョロヒョロ丈が伸びてきて繁茂しちゃう!こうなると「楽しもう!」の範疇から逸脱してしまうので刈り取るしかないです。

・萩(とよんでいますがほんとにそうなのかわかってないです)
丈が伸びても膝頭ぐらいまで。群生するんですが葉が小さく疎らについているのでなんともいえない情緒を感じます。
しかし生存競争には弱いのでしょうか、周りの草を刈り込んでやらないといつの間にか姿を消してしまいます。儚い。

・ススキ
満月の夜、これがよく合います。お月見の団子を添えたらいい感じですねぇ
但し、すぐに群生繁茂し人が分け入る隙間がなくなるほど密になってしまいます。なので、二〜三株をひとかたまりとして、それを疎らに2〜3個ほど残して皆伐するのがいいですね。
繁茂させると、恙虫(ツツガムシ)という厄介な害虫が発生します。「つつがなく」の語源です。虫に病原菌がつくと「恙虫病」という、ヘタすると命に関わる怖い病気に感染します。御用心あれ!


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