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ヒロインが主人公の作品に近年、よく触れている

 今期アニメでは、今のところ「わたしの幸せな結婚」をみています。

 本作を知ったきっかけは、昨年「京まふ」へ行った際に、本作の栞を貰ったことに起因します。

 ところで、去年に観たアニメに「虫かぶり姫」という作品があります。

 こちらも、主人公がヒロインであり、婚約から物語が始まるのですが、最初はそれまでの生活と違って、苦悩するという流れです。
 これは当然、パートナーにはつきものではありますが、前者は家庭環境の問題で、後者は本だけを好んできた事から由来しているなど、その生い立ち・環境によるものであることが多いようです。
 家柄、というものに関連しているので、明治や西洋近世に世界を移す必要があるのでしょう。

 ヒロインの粛々とした雰囲気が、婚約によって向き合わねばならない、ドロドロした周囲の問題などを、緩和させて、親身にこちらも見てしまうのです。
 雰囲気が似ているのもある意味、当然。ヒロインの声優が両作とも、上田麗奈さんだからです。声優さんには疎いのですが、ゆっくりと静かな語りが観ていて心地良いですね。

 そう言えば、近年は『ベルサイユのばら』『ポーの一族』『風と木の詩』『はいからさんが通る』『少女革命ウテナ』『カードキャプターさくら』などなど、古典的な少女マンガをよく読んでいます。
 かつて、学園ラブコメのようなラノベ・アニメも好きだったのですが、どうやら趣味嗜好、あるいは視点が徐々に変わっているようですね。

 プロフィール記事にも書きましたが、そもそも、好きな三大アニメのひとつに、原作を美少女ゲームに持つ「Kanon」があります。
 ヒロインの感情の機微に関心を持っていたのはかつても今も変わっておらず、そこをよりヒロインサイドで観るようになったという事なのでしょう。
 「ホロライブ」などのVTuberの配信などを観る、というのも、こういった関心の一種なのかもしれませんね。

 いよいよ季節は、“あの夏の思い出”へと差し掛かろうとしています。
 感傷マゾ、青春コンプレックスを刺激する名作に触れ、自ら創作するも良し。ワンピースの少女と屋台でかき氷を食べるのも、非日常体験として美しすぎるでしょう。
 ヒロイン主人公は、自ら動きますが、心配で待っている事もあるのですから、“存在したはずの”という枕詞を「あの夏の思い出」に付けるかどうかは、その人次第という訳です。

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