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25年前の今日、きっとバイト

息子は京都に行っていて不在。
娘は高校が入試関係で休みで、朝は眠っている。
私はいつも通り、朝のルーティンをして出勤。

今日はセブチのスタジアムのチケット抽選結果発表の日。

ホテルがなくなっていると娘に聞き、調べるともうすでに満室だったりして
当選結果は待たずに、とりあえず押さえる。

昼休み、サイトはアクセス集中で SORRYの文字と猫の画で全然つながらずで、、、
とりあえず、ずっとホシくんの素晴らしいダンスの動画を見ながら「行けますように」と祈る。

私も娘も、ドームより広いスタジアムだし、CARATだし、
どこかで、今回も当たるんじゃない? って思っていた。
なんだったら2DAYS行けるんじゃない?とも。

が、夕方、仕事の合間に見てみたら「落選」の文字。

なめてた・・・。すごいわ。
セブチの人気に平伏しそうになりならがら
娘からの「どうだった?」のライン。
いや、まだまだだ
明日からの応募にトライするため、動くことにする。

カラモバに二人とも登録して、できる限りMAXで応募してみることにする。

って、、こんな未来を25年前の私は思いもしなかった(^-^;

京都に行っている息子が、写真を送ってくれた。
私が京都にいたころにバイトしていた店に、
従弟が受験している間、空いた時間にコーヒー飲みに行っていた。
店内の写真には、25年前と同じ、緑色の灰皿とマッチ、水の入った小さめのコップが映っていて
彼が頼んだウィンナーコーヒーには、スプーンの上に大小ふたつぶの角砂糖が乗っていた。

ちょっと泣きそうになる。

あの店で「いらっしゃいませ~」って立っていた私は
1年後の先も想像がつかず、子どもがいる将来の自分なんて1ミリも考えたことがない。

感慨深い。
彼が大学生になって、なんか、普通にその店にふらりとコーヒーを飲みに行くこと。

いろいろはあるけれど25年後には自分に大好きな息子と娘がいるなんて、
ちょっとでも想像できなくて

25年前の今日、どうせ私はそのお店で能天気に「いらっしゃいませ~」ってバイトしてて、
どうせ好きな人のこととか書きかけのもののこととか次の旅のこととか、
どこかのタイミングで死ぬかもしれないってこととか考えながら
スプーンに大小二つの角砂糖を乗せて、コーヒーを運んでる。


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