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前任者の言葉で、私がそむいたこと~仕事にオリジナリティは不要か~


私が国に出向した際に、当然ですが、引き継ぎを受けました。
官民では、様々な点で文化が異なりますが、引継ぎのスケジュール感にも驚かされます。

ざっくりした引き継ぎのスケジュール感

通常、国の人事異動の辞令は、異動の1週間前と決まっています。ただし、異動先が遠距離の場合は除きます。

ですので、引継書の作成や引継ぎ作業も1週間前に行われるので、人事異動の一週間前は職場は戦々恐々とします。

その中で私も引き継ぎを受けたわけですが、民間企業の人間として、国に貢献してプレゼンスを発揮する意気込みで臨むわけです。

仕事のオリジナリティを否定した前任者の正しさと間違い

しかし、前任者はこう言いました。
「国の仕事はね、言われたことを粛々とやればいいの。そこにあなたのオリジナリティはいらないの。」

前任者の発言で正しい点

  • 仕事が属人化することによる弊害

  • 与えられた仕事を着実にこなすことの重要性

前任者の発言で間違っている点

  • 担当者が経験やアイデアを出さなければ、官民人事交流の目的を達成できない

  • 課題解決でアイデアを出す際には、発案者のオリジナリティを否定しては創造的・建設的な解決策は生まれづらくなる

様々な課題を抱える国において、必要な姿勢

国には様々な課題があり、そこには創造的な発想が重要になってきます。
課題解決のためには、言われてから対応する「守り」の姿勢以上に、積極的に解決を図る「攻め」の姿勢が不可欠だと個人的には考えています。
着実に仕事をこなす姿勢は前提として、創造的な発想で仕事に臨むことは、どこの組織においても必要な姿勢ではないかと思います。


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