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3時間で終わったサラエボ街歩き【ユーレイルパス2ヶ月旅】

10/18 約7:00am 長かった夜行バス移動がようやく終わり、モスタルのバスターミナルへ到着。SIMカードが使えない国だった為、近くにいたお姉さんにgoogle mapで宿の場所を検索してもらい、徒歩25分ほどだったので、歩いて宿へ。

寝不足と肩腰のバキバキ具合がひどく…よっぽどのことがない限り、もう夜行バスには絶対に乗らないと決めました。

持ってきていたバナナを食べようとすると、あれ!?2本しかバナナを買っていないのに、なぜ二人共2本ずつバナナを持っているの!?!?笑どうやら、バスを降りるときに、近くの人のバナナが座席下に落ちており、自分達のだと思って持って来てしまったようです。バナナが増えてラッキー!

それから、友達がいきなりお金ゲット〜!と言って、落ちていた10KM(600円ほど)を拾っていました。今日は、地面に吉有り。それから地面が気になって気になって…笑


少し分かりづらかったですが、ようやく宿を見つけ出し中へ。早朝でしたが、扉は開いていました。ただ、人が見当たらなかったのでインターホンを押すと、可愛らしいおばあちゃんが降りてきました。今日は久しぶりの二人部屋です!

荷物を置いても良い?と聞くと、もう部屋は用意出来ているからゆっくりしてとおばあちゃん…。女神様かと思いました。荷物を置いて、二人して12時まで爆睡しました。

12時に起きて、準備を開始し、13時頃街歩きへ。宿を出る前におばあちゃんに会ったので、チェックインはしなくて良いの?と聞くと英語が伝わらず…。おばあちゃんがドイツ語を話せた為、私の知っている限りの単語で伝えると€15と言われました。二人部屋で一人€7.5って素敵!ついでに夜に洗濯機を使って良い?と聞くともちろんいいよとおばあちゃん。素敵すぎる。さすが口コミ9.5のお宿。

まずは、明日サラエボへ向かうにあたって、駅の位置とユーレイルパスが使えるかどうかを確認しに行きました。駅までは徒歩10分ほどで到着。

12時〜14時はお昼休憩で誰もいなかったので、駅付近でごはん屋さんを探しました。

駅付近ではなかなか見つからず、最初に見つけた少し小汚い感じのカフェ風レストランへ入ってみました。

メニューが分かりづらかった為、オムレツを頼もうとすると、これはブレックファーストメニューと言われてしまいました。そして、今日はこれとこれとこれしかないと数あるメニューの中から4つくらいをピックアップされました。

メニュー表の意味とは…?

結局、今日はあると言われたチキンのグリルを頼み、オムレツだめ?と聞いてみるといいよと言ってくれました。

それから、スパークリングウォーターを頼みましたが、普通の水が出てきました。ん〜この国なかなか英語が伝わらない。

料理は、わりとすぐに出てきました。オムレツに入っていたハムがとてもしょっぱかったですが、パンと一緒に食べれば大丈夫でした。

チキンのカレーソースが思ったよりも数倍美味しく、とても満足でした。

全部で€7。激安ランチでした。

ボスニアでは、現地通貨を持っていないと言うと、だいたいユーロを受け入れてくれます。ただし、レート換算はお店の人が適当にその場で考えて○○ユーロと言ってくるので、レートアプリを見て妥当かどうかを確認してから支払います。少し高めに言ってくる人もいれば、逆に安めに提示してくる人もいました。

さて、おばちゃんにありがとうと言って、再び駅へ向かいました。

チケット売り場へ行き、サラエボ行きの電車を確認。ネットで見た通り、1日3本しかありませんでした。


ユーレイルパスのホームページを見ると、ボスニア・ヘルツェゴビナも利用可範囲内とのことでしたが、不安だった為ユーレイルパスは使える?と聞いてみると、駅員さんに何か言われましたが、全く意味が分かりませんでした。とりあえず、ユーレイルパスの存在は知っているようだったので、使えると判断しチケットは買わずユーレイルパスで強行突破をすることにしました。

プラットホームも2番線だと言うことだけ教えてもらい、モスタル一の観光名所、”古い橋”へ。

駅から歩いて15分ほどでした。まずは、マーケットを発見!そこからお土産通りが続いており、その先に古い橋がありました。

可愛らしい街並みでした。

この橋から飛び降りるボスニアの青年達の勇気は素晴らしい。ただ、ジャンプを見せる代わりにお金を回収すると言う少したちの悪い青年もいました。

紛争地域のイメージが強いボスニア・ヘルツェゴビナに、こんな素敵な場所があるとは予想していませんでした。

私は、大きな建物があるシティーよりも、大自然に囲まれた山や川の方が好きなので、こう言う素敵な場所を見つけるとたまらなく興奮してしまいます。

長い間居座って、外も暗くなって来たので帰ることに。この日は胃がとても疲れていて、本当に何にも食べたくない気分だったので、スーパーでフルーツジュースと炭酸水と翌日の朝ごはんを買っておばあちゃんの宿へ。


今日は私が先にシャワーを浴びることに。シャワールームの設計ミスなのか、どう頑張っても床全体がびっしょびしょになってしまう構造でした。友達が浴びていると、急にお湯が出なくなってしまったそうで、凍えていたのでおばあちゃんを呼んできました。

"一人がシャワーを浴び終わったら、自動的にボイラーのスイッチが切れてしまうから、これをまたつけ直すんだよ"と教えてくれました。

そして、びしょびしょの床を見て雑巾で拭いてはしぼってを繰り返していたので、"彼女は後でまたシャワーを使うから、終わったら自分達で拭くよ"と伝えると、"いいのよ、何回でも私が拭くから、No problem!"と笑顔で言ってくれました。

もうおばあちゃんが優しすぎて…本当に素敵な方…と感激してしまいました。シャワーを終えた後は、洗濯機を使わせてもらいました。


10/19 5:00起床。今日は、ゆっくり眠って17:05発でサラエボへと向かう予定でしたが、モスタル観光も満足したので、早朝の06:39発で向かうことに。

ちなみに、おばあちゃんの宿の名前は"MIRZA"です。もちろん評価は10点満点です◎


駅へたどり着くと、プラットホームへの扉が開いていました。乗車時刻の30分前にならないと開かないそうです。

2番ホームには思ったよりも沢山人がいました。それもそうか!1日に3本しか出ていないんだもの。そしてこの06:39発を逃せば次は17:05…。せめてお昼にもう一本出せば良いのにと思うのですが…。

どうせ遅れて来るだろうと思っていた電車はきちんと時間通りにやって来ました。

乗車出来る扉は1ヶ所のみで、乗車前に駅員さんがチケットチェックをしていました。

ここで乗れるか乗れないかが決まる…とユーレイルパスを握り締め駅員さんに見せると、あっさりとOKと言われました。あれやっぱり使えるんや!良かった〜!

適当に空いてる席へ座り朝ご飯を食べて眠りました。車内には、一応Wi-Fiがあったのですが、弱くて全く繋がりませんでした。

到着は少し遅れて、9時頃の到着。

06:39発 モスタル
09:00着 サラエボ

サラエボは特に行きたい場所ではなかったのですが、次の目的地ベオグラード(セルビア)まではサラエボからバスで行くしか方法がないようだったので、一泊することに。

サラエボ駅へ到着すると、ベオグラードまで電車で行くことは出来ないのかを真っ先に駅員さんへ聞きに行きました。答えはNO.やはりバスで行くしかないようです。

バスターミナルは駅のすぐそば(徒歩3〜5分ほど)にありました。チケットカウンターへ行き、明日の朝一(06:00)発のチケットを購入しました。1日1本でしかも朝6時って…なんでだろう…。

今日の宿は、街の中心地の方で、駅からは徒歩30分ほどの場所でした。重い荷物を持って歩きたくない私達は、トラムに乗ることに。

駅前にたった1つあったトラム乗り場へ行き、近くにいた人にこれは街の中心地行きですか?と聞いてみました。やはり英語が通じませんでしたが、教会の名前を言ったりしてなんとか伝わりました。

チケット売り場のおじいちゃんにも英語が通じず困っていると、近くにいた女性が助けてくれました。市内までは歩いて行けるよ、となかなかチケットを売ってくれないおじいちゃん。女性に、でもトラムに乗りたいと伝えてもらいようやくチケットをゲット!二人で3.2KM(200円ほど)でした。友達がモスタルで拾った10KMが役立ちました!

google mapの位置情報を見ながら適当に下車し、宿へ向かいました。中心地でしたが、とても分かりづらく、よく私達見つけられたな〜と言う所でした。まだ部屋は準備が出来ていなかったので、荷物だけ預けて街歩きへ。

特に興味はなかったのですが、ネットで見どころを検索し、順に行ってみることに。

青空マーケットやサラエボ大聖堂、ハト広場や有名なトルコ風ストリート、見晴らしが良いと言うスポット、サラエボ事件の現場であるラテン橋、などなど…適当に歩いていても3時間で全てを見終わってしまいました。

お昼ご飯は、メニューを見て安いと思った地元料理屋さんへ。

ご飯はとても美味しかったのです!ボスニアの料理、結構好きでした。
上:野菜スープ
左:地元スペシャル(野菜の肉詰め)
右:仔牛のシチュー

そして、ドリンクメニューにヨーグルト(1KM)が。気になったので頼んでみると…

ヨーグルトとグラスが(笑)しかもプレーンで
市販の飲むヨーグルトかーい!笑

友達は、ボスニアコーヒーを頼んでいました。角砂糖が入ったカップにコーヒーを注いでいきます。めちゃくちゃ濃いのかと思いきや、意外と飲みやすかったです。

合計二人で21.50KM(1,330円ほど)でした。


よし、観光終了!と言うことで、宿へ戻りシャワーを浴びて疲れたのでお昼寝。やっぱりお昼寝は最高ですね!

夕方に起きて、近場へ夜ご飯を食べに行き、残りの6.8KMを使うべくスーパーを探しに行きました。明日の朝ご飯やおやつを買って、6.8KMぴったり使い切りました!


【次回予告】ユーレイルパスで2ヶ月のヨーロッパ鉄道の旅〜どれだけ元をとれるのか〜セルビア編:セルビア人は信用出来ない!ベオグラードからジェルダップ国立公園への行き方・苦労の末に待ち受けていた一生に一度は見るべき絶景!最後までトラブル続きの旅

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