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こころの深くにいる劣等感

それなりに人生経験を積んでくると、
人それぞれ向き不向きとか、
得意不得意があるのは当たり前な気がしてくる。
とはいえ不得意なことは、
強烈な劣等感の根源になる。

僕が一番最初に劣等感を覚えたのは、
いつだっただろうか。

子供の頃から運動が苦手だった。
徒競走でビリでも、あまり悔しくはなかった。

もはや物心着いた頃には、
そういうものだと受け入れてたと思う。

ずっと昔は、悔しいと思っていたかもしれない。
しかし、悔しいという感情が苦手だったので、
はなから諦めるタイプになった。

努力をするのは、面倒くさかった。
成功体験に、そこまで魅力を感じなかった。

逆上がりができるようになったのも、
クラスで最後だったことはよく覚えてる。

初めてできた時、嬉しいとは思わなかった。
あったのは、クラスのみんなに追いつけた安堵。

思えばこれが、
僕の中の劣等感の現風景、
そんな気がする。






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