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WEBマーケティングとは

Webマーケティングについて、現役のWEBマーケターの私が改めて分かることを徹底的に解説します。

初心者の人や、興味がある人、これから未経験のWEBマーケティングの仕事をしてみたいという方に向けて役立つ情報を届けたいと思います。

出来るだけわかりやすく、専門用語を使わずに書いてみました。

WEBマーケティングとは

Webマーケティングは、Webを中心にサイトやWebサービスを用いて行われるマーケティングのことです。

経営学者ピーター・F・ドラッカーは「マーケティングの理想は販売を不要にすることである」と語っております。

販売活動や営業活動をしなくても商品が売れる仕組みにするのがマーケティングの理想です。

WEBマーケティングの歴史

【インターネット黎明期】

インターネットが普及し始めた1994年、世界で初めて、「バナー広告」が登場したそうです。バナー広告って意外と昔からあるんですね。

米最大手の電話会社AT&T社が出稿した「バナー広告」は、オンライン雑誌である『Hotwired.com』に掲載されました。「バナー広告」とは、画像・動画・テキスト等を使用し、ユーザーの認知やクリックを促すための広告のこと。見られた回数やクリックされた回数も計測できるので、多くのWebサイトやWebページに掲載されました。

「バナー広告」が登場した2年後の1996年、米アマゾンドットコムが、アフィリエイトプログラムを開始しました。以降、新しい広告手法として、「アフィリエイト広告」が急速に発展していきます。もうおなじみですね。

【検索エンジン登場】

1995年にはYahoo!が、1998年にはGoogleが誕生し、多くのユーザーが検索エンジンを利用するようになります。そして登場するのが、「SEO(検索エンジン最適化)」です。「SEO」とは、Webサイトが検索結果の上位に表示されるよう対策すること。つまり、Webサイトに適切な「SEO」を施すことで、広告費をかけずとも、ユーザーにアプローチできるようになったわけです。

また、2000年には、Googleが「リスティング広告(検索エンジン連動型広告)」を開始させます。検索結果ページに表示される「リスティング広告」の特徴は、選定キーワードやクリック数によって費用が変動することです。そのため、予算の少ない中小企業や個人でも、キーワードの選定次第で、Webサイトを大企業よりも上位に表示させることが可能になりました。

【ブログ、SNSの急成長】

「アフィリエイト広告」や「リスティング広告」が発展するにつれ、大企業中心であった「広告」という仕組みが、中小企業や個人にも普及していきました。その流れをさらに加速させたのが、「SNS」や「ブログ」の登場です。

1999年に「Blogger」というブログサービスが開始され、それから2000年代初頭にかけて、「はてな」「シーサー」「ニフティ」等の様々なブログサービスが始まりました。HTML等の知識がない人でも取り組むことができる「ブログ」は、一世を風靡し、それに伴い「アフィリエイト広告」も急増していきます。

さらに、2007年には「Twitter」が、2008年には「Facebook」が誕生し、誰でも気軽に情報発信できる「SNS」が大流行していきます。その影響で、多くの企業が、「SNS」を使ったマーケティングを積極的に行うようになりました。

【データドリブンマーケティング】

データドリブンマーケティングは、数あるマーケティング手法のなかでも、データの活用に重点をおいたマーケティング手法です。

マーケティング施策を考案する際には、データによる根拠をもとに施策を決めることで、より施策の効果を高めることを目指します。

こうしたデータドリブンマーケティングを実現するためには、データをいかに見える化するかが重要となります。

データはそれだけでは意味を持たず、そのデータをもとに効果的な施策を打つことではじめて意味をもつ存在です。

施策を打つためには、往々にして、周りの人間や上司にその施策を打ちたい理由を説明する必要があります。

【コンテンツマーケティング時代】

コンテンツマーケティングとは、読者にとって価値あるコンテンツの制作・発信をとおして見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることをめざす一連のマーケティング手法です。ポイントは「価値あるコンテンツを作る」こと、「顧客を育てる」こと、そして「ファン化する」の3つです。

商品に対するニーズが顕在化した「今すぐ客」をターゲットとする従来手法とは異なり、まだニーズが顕在化していない「潜在層」に対し、コンテンツをとおして自社の存在を認知してもらい、段階的に購買へとあと押ししていくことに重きを置くのが特徴です。

WEBマーケティングとデジタルマーケティングの違い

結論から言うと、Webマーケティングはデジタルマーケティングの中の一部です。

WEBマーケティングの重要性

なぜ、マーケティングのなかでWebマーケティングが重要なのか、その理由は2つあります。

まず、Webが身近な存在になり、消費者(見込み客)が、情報収集から比較検討、購入までの一連の購買活動のなかでWeb媒体に触れる機会が増えたという時代背景があります。

Webマーケティング手法・施策

ここは箇条書きで簡単に名前だけ紹介します。

集客施策(SEO、リスティング広告、アフィリエイト、アドネットワーク、SNS広告、ソーシャルメディア対策)

再訪問施策(リターゲテイング広告、メールマーケティング)

接客施策(LPO、EFO、Web接客)

効果測定(アクセス解析、ヒートマップ、ユーザーテスト)

などなど

有効ツール

CMS

CMSとは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略で、HTMLの知識がなくても簡単にWebページを作成・公開したり、更新できるツールのことを指します。

Webマーケティング担当者は、新製品情報やキャンペーン情報などのタイムリーな情報を発信したり、アクセス解析結果をフィードバックしてWebサイトを改善するなど、Webサイトの更新作業を基本業務としてこなす必要があります。

ただ単にWebサイトを更新・運用するだけでなく、お問い合わせの管理や件数の効果測定なども行う必要がありますが、CMSにはそうした機能が付いているものもあり、Webマーケティング担当者の業務負担を大きく軽減してくれます。

マーケティングオートメーション(MA)ツール

「見込み客」の1人ひとりに対し、それぞれの検討段階に応じて必要な情報を提供し、購買ステップまで育成し「顧客」になってもらうことを「リードナーチャリング」といいますが、このリードナーチャリングの管理に活用したいのがマーケティングオートメーション(MA)ツールです。

マーケティングオートメーション(MA)ツールは、顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化・自動化してくれ、見込み客をフォローしたいが人手が足りず追い切れないといった悩みを持つ企業にうってつけのツールです。 有料のツールが多いですが、無料のものも出ています。

大きな会社は大体導入されている印象ですね。

アクセス解析ツール

コーポレートサイト、商品・サービスの個別サイト、ECサイト、オウンドメディアなど、自社が持つWebサイトへのユーザーのアクセス状況に関する分析を行うためのツールです。有名なのは「Google Analytics(グーグル・アナリティクス」ですね。

どのくらいのアクセス数があるかだけでなく、Webサイトを訪れたユーザーがどのような行動をとっているかまでアクセス解析ツールを使って把握し、コンバージョン数(率)アップにつなげるためにWebサイト改善策を練っていきます。

Google Analyticsは、使い方を解説したWebページや書籍もたくさん出ていますが、自分で分析するのは手間だという方には、アクセス解析結果を自動で分析して改善方針まで立ててくれるツールも出ているので、活用してみると良いでしょう。

最近、Google Analytics 4が使えるようになりましたが、すごい使い辛いですね。

ABテストツール

ABテストとは、おもにランディングページの改善施策(LPO)として用いられるマーケティング手法で、ほぼ同じデザインのコンテンツの一部(画像やキャッチコピー、ボタンの大きさ、カラーリングなど)を変えた2つのうちどちらがよりユーザーの行動を促すかを比較することです。お金をかけずにコンバージョンを向上させることができます。

上記で紹介したGoogle AnalyticsにもABテストの効果測定ができる機能(ウェブテスト)があり、無料で2つのWebページを比較するABテストが行えます。無料のABテストツールはほかにあまりないため、こちらを使用してもっと本格的にテストしたい場合は有料ツールを検討すると良いでしょう。

WEBマーケティングの仕事内容

まずはユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらう必要があります。

ここでは主な集客施策について、それぞれ解説します。

SEO(検索エンジン最適化)
SEOとは、GoogleやYahooで検索しているユーザーに、サイトをより多く見てもらえるようにする施策です。

かつては検索エンジン向けにサイトをつくり上位表示を狙うテクニックなどもありました。

しかし最近では、ユーザーが検索して知りたいと考えている情報を分かりやすく伝えることで上位表示するように変化してきています。

上位表示させられれば、広告いらずなので、コスパ最高です。

リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahooの検索結果に表示される広告です。

自然検索で表示されるサイトよりも、上部に表示されるのでより多くのユーザーに見てもらえます。

入札単価を設定することでキーワード毎に入札が行われ、他の広告主とのオークションで掲載順位が決まります。

最もポピュラーなWEB広告なのではないでしょうか。

バナー広告(ディスプレイ広告)
バナー 広告とは、ユーザーがウェブサイトを見ているときに表示される広告です。

ディスプレイ広告やアドネットワーク広告と呼ばれることもあります。

GoogleとYahooが有名ですが、他にもCriteo やLogicadなどさまざまな媒体があります。

媒体ごとに、広告を配信する対象ユーザーのターゲティングなどにそれぞれ違いがあります。

ディスプレイ広告は様々な箇所に出せますし、セグメントも切れるし、実は効果的なアプローチ出来ます。広告の花型業務ですね。

メルマガ(メールマガジン)
メルマガは、登録してくれたユーザーに対して定期的に情報を送り、購入や申し込みに促す施策です。

メリットは、ある程度興味を持ってくれている人たちに無料で配信できることです。

一般的に、獲得を他の広告より安く行うことが可能です。

また、検討期間が長い商品やサービスについては、ユーザーが利用するタイミングまで関係を継続させます。

そして、ユーザーが必要になったタイミングでアプローチしていけます。

しつこいメルマガって意外と効果的なんですよね。皮肉なことに。

SNS(ソーシャルメディア)
SNSは、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokなどのサービスです。

スマートフォンの利用者が増えたことで、今伸びている集客手法とも言えます。

ソーシャルメディアでは、自社の公式アカウントを作成して運用していきます。

自社の情報を発信したり、ユーザーとコミュニケーションをとったりできるのが強みです。

対象となるユーザー層や取り扱う商品によっては、GoogleやYahooで検索を行うことなく、SNS上で商品の購入までする動きがあります。

今だと、SNSでファンを作って自分の商品に呼び込む動きが目立っていますね。

WEBマーケティング魅力・やりがい

・可視化したデータで結果が分かるので、自分の成果が分かりやすい

・業務内容の幅が広く常に新しいインプットを求められるので、知的好奇心も大いに満たしてくれる

・責任の重い仕事が出来る

・失敗の経験を起業せずに経験出来る

・スキル磨き続けられる

未経験からWEBマーケターになるためには

正直、年齢が30より若ければ、誰でもなれます。

地方だと未経験者募集は少ないので注意が必要ですが、自分は、中古品の買取業から未経験でマーケターになってます。学歴もないです。特別なことはしてません。何も持っていない人間ですし、特別面接が強いわけでもありません。ちなみに地方です。

経験上、数字に強く、話しが上手な営業の方が向いていると思っています。

広告代理店では電話営業しながら、運用ってのも普通にあるあるなので、営業と兼務されているところも多いですね。

PCも使えなくても、専門知識が無くても、入ってから覚えればOKです。役に立つかどうかは分からない勉強はしなくてもいいです。

覚えていた方が入社直後は楽だなと思うだけで、結果が出るかどうかは別の話です。

大事なのは失敗と成功を増やして、入社後に引き出しをたくさん得られるように努力していくことが重要だと思います。

有利な資格

こちらも資格を取る必要性は正直ありません。広告代理店なんかでは入社時にGoogleの認定資格を受けさせるなんてことも聞きます。

ブログなどを書いて実際にSEOの経験を積むのが理想です。

・・・とはいえ、いろいろ就活には役に立つのは間違いないとは思うので紹介します。

Google 広告認定資格

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Webアナリスト検定

データ解析士

ウェブ解析士

統計検定

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング検定

プロモーショナル・マーケター認証資格

ブランド・マネージャー検定

ブランド・プランナー検定

ネットマーケティング検定

IMA検定

ネットショップ実務士

Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験 休止中 2019年までやってた

結構、いっぱいありますね。

おすすめ本

実際に私がWEBマーケターとして駆け出しのころ、読んでいた本です。

ツールの使い方とか用語の意味は調べたら、大体載っているので、その部分の解決って都度調べればOKなんですよね。

根本的な考え方とかって本当に最初は苦戦するので、そういう意味では最初の1歩としてはおすすめですね。

こういう場合、どう考えたらいい?というときに引き出しに困るので、その時の少しでも引き出しになればいいですね。

マーケティングのスキルを上げるには

会社に入って、失敗しながら必要な情報を自分で勉強していくのが一番手っ取り早いです。

全てを覚えてから進めなくてもいいですし、少しずつ知識をつけて、アウトプットする場を設けていくことが重要です。

PCスキルはある程度で、全然大丈夫です。マクロとか組めればもっと広がりそうな気がしますが、VLOOKUPとピポットテーブル使えれば何とかなります。自分は使えてなかったので少しだけ苦労しましたがw

あとは見やすい資料作るっていうのは重要かもしれませんね。

数字に対する疑問は、やってけば気づきます。

初めから優等生になる必要はありません。失敗恐れずに、数字が行かないときに罵倒や攻めにも受け入れの姿勢を見せることが重要ですね。

まとめ

WEBマーケティングって言っても、いろいろありますね。

参考になるものもあったのでは?ないでしょうか。

ネットの情報を自分の体験も用いながら長々書いてみました。

正直、これらすべてを経験してる人はほぼいないので、どれかやってみたいものに取り組んでみるのがおすすめですね。

WEBマーケティングとは?って奥が深いですね。

というか情報が多いだけですねw

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