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【読書感想文5】スマホ脳

 皆さんは一日にどれくらいスマホを触っていますか?外に出かけることを躊躇せざるを得ない今の時期ではかなりの時間をスマホに費やしているのではないでしょうか?

 わたしはスクリーンタイムが10時間になるときも珍しくないようになってしまいました。さすがに10時間は触りすぎだろと思い、なるべくスマホに触れないように意識しても7時間くらい触ってしまっていました。

 これは理性では解決できないと思い前から興味があった「スマホ脳」という本を読んで解決策を見つけようと思いました。

 この本を読んでスマホをついつい手に取ってしまう原因がわかりました。それは脳のドーパミンによるものだそうです。

 わたしたちの脳には報酬システムというものがあります。このシステムは先祖たちが生き延びて遺伝子を残せるように人を突き動かしてきました。

 このシステムの人を突き動かす成分がドーパミンなのです。

 このシステムは生き延び、遺伝子を残すためにあるので食べ物を見たり、セックスをしたりするとドーパミンが増えるのですが、それに加えて現代ではスマホもドーパミンを増やしてしまうのです。

 このドーパミンの力は強く、スマホを触らなくてもポケットにサイレントモードにして入れたり、机の上に置いているだけで人の脳はスマホを意識してしまい、スマホを無視するという行為だけでも脳に負担をかけて集中力などを低下させてしまうのです。

 実際にある研究で約30名に、知らない人とテーブルを挟み10分間自由に話してもらった。一部の人にはスマホをテーブルに置き、それ以外の人には置かなかった。

 実験後、被験者に会話はどうだったか尋ねると、スマホが視界に入っていた人たちは会話が楽しくないと答えた上に、会話相手は信用も共感もしにくかったと答えました。

 このようにスマホを触らずとも人の意識はスマホに向けてしまうのです。

 なのでわたしは集中したいときはスマホを箱の中に入れ、視界に入らないようにしました。

 今このnoteを書いているあいだもスマホは箱に入れています。

 この方法はかなり効果があると感じています。

 スマホが必需品となっている現代では依存してしまうのも珍しくありません。実際にわたしも依存してしまっています。

 だからこそ、この本を読んだりしてスマホへの接し方を考えてみる機会が必要だと思いました。


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