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中国で作っても日本酒!?

皆さんもご存知、日本を代表する特産品「日本酒」ですが、実は「MADE IN CHINA」でも日本酒と言える。(正確には、言えてた。)ことをご存知ですか?

まず、日本酒を英語でいうと「Sake」と言います。

この「Sake」とは、日本酒含め「清酒」のことを指しています。

では、この清酒とはなんなのか?

清酒とは、酒税法で米、米麹及び水を主な原料として発酵させたもの

ここには、原料の産地がどこという規定はありません。すなわち、中国産の米を使い、中国で作ったものでも、「Sake」扱いになります。

「Sake」は、ご存知の通り、日本酒を指します。(厳密にいうと少し違いますが)

よって、中国産でも「日本酒」と言える・・・時代がありました。


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では、続きです。



皆さんも、この内容を見ていると少し違和感を感じると思います。

感覚的には、「日本酒」と国名が入っているのだから、日本産のお米で日本の水を使い、日本で作られたものでなければおかしい。

と思うのが普通の感覚だと思います。
そこで、平成27年10月に地理的表示(GI)として、「日本酒」という呼称を保護する動きが生まれました。

令和の現在は、「日本酒」として表記、表現していいとされるものは、皆さんの感覚と同じ、日本産のお米を使い、日本で作られた清酒だけとなりました。

しかし、これは日本国内に限ったお話で、日本酒は英語では「Sake」です

そこで、WTO(世界貿易機関)を通じて世界的に「日本酒」という呼称を保護するように協力を依頼して、平成31年にEUは「日本酒」の表記の保護を行いました。

ようするに、EU各国では「MADE IN JAPAN」でなければ「日本酒」と言ってはいけない。と定められました。

令和2年には、アメリカが保護する方向で検討します。
と発表しました。

徐々に、日本酒は「Japanese Skae」または「Nihonshu」と訳されることが多くなってきています。

ただ、まだまだ世界規模でみると「MADE IN CHINA」でも「日本酒」と表記して、販売している国もありますので、海外旅行の際は注意しましょう。


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