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悔しい思いをした相続案件について
こんにちは、司法書士のよこやまです。
相続手続きのご依頼を頂いた中で、
手続きがスムーズに行くのか?
不安とストレスで、夜寝られなくなっていますと・・
と話してくれる方が稀にいらっしゃまいます。
以前、ご依頼頂きましたお客様(仮名 鈴木さま)、
ご主人を亡くされ、お住まいのマンションの名義変更で
ご相談にいらっしゃられました。
ご主人とは再婚で、ご夫婦の間にお子さんはいません。
ただ、ご主人には前妻さんとの間にお子さんがいらっしゃられ、
スズキさんの知る限り、お子様がまだ幼い頃に、ご主人が離婚され
それ以来、お会いになっていないようでした。
ご主人のマンションをスズキさん名義にするには
ご主人のお子様に連絡をとり、遺産分割に協力頂く必要がある旨を
など手続きについて、ご説明させて頂いた翌日!
スズキさんお電話があり
「主人のお子様のことを考えると、動悸が激しくなり、夜寝られなくなってしまいました・・・・先方とやり取りするのは私には難しいです・・」
幼い頃、ご主人と離れ、母親とひたりで暮らしてきたことを考えると、
主人に対して、恨みつらみがあるのでは・・
父親がいないことで苦労したのではないか・・
などなど、色々想像してしまったようです。
私は、司法書士ですので、相続手続きを支援することは出来ますが
ご主人の息子さんと交渉の代理をするは出来ないため。
スズキさんに弁護士を紹介することに・・
結果、弁護士から息子さんに連絡をして頂き、
息子さんからは
「関わりたくないので、相続放棄をします。」と返事
結果的に手続き自体はスムーズにいったのですが、
弁護士さんへの報酬など、出費が増えたことや
不必要な不安やストレスを感じさせてしまったことなど
を考えると、ご主人が生前
スズキさんに遺言書を残しておけばなぁ~と
少し、悔しい思いをしました。。
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