なぜ「遺言書」を残してくれなかったのか
こんにちは!
司法書士のよこやまです。お子さんのいないご家庭の相続対策などのアドバイスをライフワークとしています。
さて、本日のテーマは
なぜ「遺言書」を残してくれなかったのか?
この相続、遺言書、さえあれば
無断なトラブルや煩雑な手続き、余計なストレスを避けられたのに・・・
と感じる案件をお手伝いしたことが数十件以上あります。
司法書士という仕事をしている方であれば、当たり前なのかもしれません。
その多くが、お子さんのいない方の相続案件です。
実はこういった案件、不安やストレスを感じるのは配偶者の方だけでなく
関係の薄い親族が相続人となる場合、その方も不安やストレスを感じることがあるようです。
よくわからない、関係性が薄い方から、夫の相続手続きに協力してほしい。つきましては、この書類に署名押印がほしい
などと突然連絡が来たら!
あまり良い気持ちはしない筈。
では、なぜ「遺言書」を残してくれなかったのか?
私の経験上、事情は大きく分けて2つです。
①知らなかった。
自分が亡くなったら遺産は妻に100%いくと、
夫婦共に思って疑わなかった。
②遺言書を作成した方が良いと夫婦共に認識していたが
後回しにしていたら、後の祭りになってしまった。
特に②のケースは、当事者が問題意識をある程度、共有していたにもかかわらず、とても残念です。
どうして、遺言書を作成するという行動を直ぐに起こせなったのでしょうか?
それが人だから・・・
将来のリスク回避より、目の前の煩雑さ(遺言書の調査、依頼、作成)回避
したいという欲に負けてしまう。
ダイエットに失敗する人が多いのと同じ理由のような気がしております。
では、どうしたらよいのか?
私の経験上、こういう風にしたら、ご主人が遺言書を残してくれやすい
という方法がありますが
それは、またの機会にお話しをできればと思います。
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