「水の都の護神ラティアスとラティオス」再上映を観てきたので感想
25周年ポケモン映画祭で、約20年前の2003年に公開された「水の都の護神 ラティアスとラティオス」が再上映されたので観に行ってきました。
※本記事は本編の内容や考察含みます。
はじめに
本作は25周年ポケモン映画祭で上位3作品に選ばれていることからもわかる通り、ポケモン映画の中でも屈指の人気を誇っている作品となってます。
私は当時、まだ小学校にも通ってない年齢だったので、今回が完全初見でした。
(ちなDP世代です。)
同時上映「ピカピカ星空キャンプ」の感想
初見なはずなのに、なぜか終始「見覚えがあるな…」と思いながら観てました。
なんというか懐かしい気持ちになったんですよね…なぜなのでしょう。
感想としてはただただ「かわいい」です笑。
始まったときは「これ必要か…?」とも感じましたが、
良いアイスブレイクになっていたと思います。
あとはOPとEDがとにかく良かったですね。
特にEDの「ポケッターリモンスターリ」はめちゃくちゃ聞き覚えがあって
これまた懐かしい気持ちにさせられました。あの歌詞好きだ…。
本編の感想
率直な感想は、「凄い」です。
カメラワークや光と影の表現、CG、BGMと全体的に想像の50000倍くらい高クオリティで正直ビビりました笑。
約20年前の作品ってま???
水の都「アルトマーレ」の世界観
本作は特に世界観がとても良かったです。
水の都「アルトマーレ」はモデルがイタリアのヴェネツィアということもあり異国感というか雰囲気、空気感にすごくワクワクさせられました。
いつかヴェネツィア行ってみてぇなぁ…(まぁ今はこんなご時世なので…)
ラストシーン
物語の問題を全て解決したサトシが、アルトマーレを去ろうとする際に、
本作のヒロインであるカノンから頬にキスをされる。
しかし、作中でラティアスは度々カノンに変身して行動していたこともあり、最後にキスしたのがカノンかラティアスかわからないまま幕を閉じる。
本作が屈指の人気を誇る最大の所以たるポイントだと感じました。
作品の雰囲気に合ったロマンチックなラストでしたね。
公式見解もまだ明らかにされていないようで、ファンの意見は人によって分かれています。
ちなむと私は鑑賞時はラティアスだと思っていましたが、他の人の考察を見ているとカノンな気もしますし…でも配布されたラティアスは「てんしのキス」を覚えてて…僕にはもうなにもわかりません。
さらにこのシーンについて、恐らくサトシ本人はどちらだったのかを知っているという点がエモすぎる。
というのも、作中で「ポケモンと人間は体温が違う」という設定が出てきており、ラティアスは人間より体温が低いです。
つまりキスされたサトシ本人だけは体温でどちらだったのかを判断できる。
……エモすぎんか??????????????
気になった点
ここについては私個人が勝手に気になった点なので、
気にしないでください。
・全体的な描写不足感
本作は同時上映の「ピカピカ星空キャンプ」があるため、本編は70分程度しか尺がありません。
その影響もあって全体的な話の進みが早い上、敵キャラクターの目的や兵器を作った理由など細かい設定の描写が足りていないように感じました。
特に敵キャラクターである怪盗姉妹のリオンがなぜ兵器を動かしたのか、「こころのしずく」が欲しかったのではないのか、という疑問を自分は解決できなかったです。悔しい。
・ラティ兄妹があんまり強くない
これは本当に私の理想の押し付けなのですが、準伝とはいえ一応伝説のポケモンだし、もうちょっと強くあってほしいなぁって思ったり…
怪盗姉妹の手持ちがアリアドス、エーフィと見た目上あまり強そうじゃないというのもあったかもしれませんが…バンギラスとか使っててくれ…
ただ、タイトルにもある通りラティ兄妹は護神であり、戦う者ではないからということなのかもしれませんね。
(でも戦えないと護れないって?黙れ)
・タケシ、カスミは蚊帳の外。戦闘シーンがほとんどない
この2点はもうストーリー上どうしようもないのですが、
まじで全く出てこなくて笑いました。
本作で伝えたかったこと
ここも私個人の感想なので、こういう感じ取り方をした人もいる程度でよろしくお願いいたします。
ラティ兄妹が描いた兄妹の絆も勿論十二分に伝わってきたのですが、本質としては「水」に焦点を当てているように感じました。
風景としての水の美しさ、津波としての水の怖さなど。
そしてこころのしずく。悪しき者が使うと滅ぶということで、なんか最後はどす黒い色になっていましたね。
作中でラティオスが地球を見せてくれましたが、私は「こころのしずく」を「地球」に重ねて考えているのかと感じました。
地球も水が汚染され続けていけばいずれ滅ぶよ…的な…
なんか書いてて少しズレてそうだと感じたのでこの辺でやめておきます。
まとめ
ラティアスは可愛い。
個人的な評価は5点満点で4点!
ストーリー自体は正直普通でしたが、その他の雰囲気、音楽、舞台、人物、3Dが本当に約20年前の作品とは思えないクオリティでした。
あとなんというかひと夏の思い出という言葉がよく似合う作品でしたね。
久しぶりにポケモン映画を観ましたが、やっぱり僕はポケモンが好きです。
25周年ポケモン映画祭でのリバイバル公開はあと2作品ありますが、どっちも観に行こうと決心しました。
まだ観に行ってないクズは是非、映画館に足を運んでください。
俺と永遠に語り合い続けよう!
また、本作の映画館での鑑賞は今回を逃すともう二度とできない可能性もあるので記念に是非。
ポケモン最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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