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パニック障害(不安障害)と診断された日②

前回↓



診断を受ける

↑前回の記事に書いてある症状を全部話したらパニック障害と診断されました。
以上。


で、終わらせてもいいくらい、初めての診察があっさりしていた記憶があります。詳細はもう覚えていないけど。

生まれて初めて行った精神科病院で私が最初に抱いた感想は、内科や外科とそんなに雰囲気変わらないどころか静かで落ち着くまであるなあ。でした。

静かかどうかは病院によるでしょうが(毎回静かだったわけでもないし)、「他の科とそんなに変わらない雰囲気」というのはどの病院にも共通しているように思います。

待合室でぼんやり待って、呼ばれたら診察室に入って、困っている症状(動悸がするだとか、眠れないだとか、食欲不振だとかそういうやつ)を伝えて、それに合わせて治療してもらって、終わり。

私の場合、事前に耳鼻科で症状を説明するために何を言うか整理していたこともあってかなり楽でしたね。



すんなり受け入れる

自分が精神疾患であるらしい、ということは何の疑問もなくすんなり受け入れました。
これは以前も書きましたが、自分の感覚よりも目の前の専門家の方がどう考えても信じられるからです。

これが受け入れられない方も結構いらっしゃると聞きます。
まあそうですよね。
どんな病気にもそういう方はいる。


薬を処方される

最初に処方されたのなんだったかな。
もう薬の名前は覚えていませんが、1日1回、夜に飲む抗うつ薬でした。

その後は毎週のように病院に通って、約1ヵ月(だったはず)手を変え品を変え薬を変え、自分に合うものを模索する期間に入りました。

飲み始めて最初の数日が経過したある日の事。
私はいつものように動悸に見舞われていたのですが、なぜかその日は「この動悸は私が糖尿病にかかったからだ!」と強く思い込んでいました。

いや、どう考えても精神疾患のせい。

と、今では思えますが、その時は本気でそう思い込んで他の原因を疑っていませんでした。

私が通っていた精神科がある病院には内科もあったので、その内科の方にかかりに行ったんです。
これこれこういう動悸の症状があるから見てくれ! って問診票に書いて。

当たり前なんですけど、その後受付の時点で「一度精神科の先生にご相談されてみてください」と諭されて帰されました。

そりゃそう。

あの時の、受付の方の優しさと困惑が入り混じった何とも表現しがたい表情が忘れられません。
あの顔を見て「あれ、もしかして私がおかしいのか」って冷静になれましたね。

その数日後にあった診察では薬の種類だか量だかが変わりました。



薬の副作用

私が一番感じたのは食欲不振です。
精神疾患の方も原因かもしれませんが。

1か月で約7 kg落ちました。
逆によくこれだけで済んだなと思います。
元から鶏ガラみたいな体型していたので見た目の惨めさに拍車はかかりましたが。

それ以外の強い副作用は特にありませんでした。
昔から処方された薬で致命的な副作用が出たことが無いので、ここでもそうだったんだろうなと思います。

よく聞くのは眠気、性欲減退あたりですかね。
前者は日常生活に支障をきたすし、後者はパートナーがいる方だと関係性に支障をきたす。
私は幸い日常生活に支障をきたすほどの抗えない眠気というのには襲われませんでしたし、パートナーもいなかったのでそもそもその副作用があったのかも分からんかったです。

前述の「私は糖尿病に違いない!」という思い込みは副作用の結果だったかもわかりませんが、今は全く無い。



カウンセリングは受けなかったのか?

受けませんでした。
理由は金が無いからです。

心理検査は受けましたがカウンセリングまでには至りませんでした。
心理検査はどうやら保険が効くらしくめちゃくちゃ安かったです。
全部で3回だか4回だかやって毎回数百円しか請求されませんでしたからね。

あと、私の性格にも問題がありまして。
人に何かを喋ることが恐ろしいほどに苦手。
というか端的に言えば他人とのコミュニケーションに恐怖心を抱くタイプなので、カウンセラーの先生と会話が出来る気がしなかった。
一番の問題は金なんですけど、これも大きい理由のひとつです。

そういえば心理検査めちゃくちゃ疲れたな。
毎回1時間以上かかるうえに何がどうしたらどういう結果がでるのかまるで分らん検査を何度もやるのでしんどかったです。
教えていただいた結果は面白かったけど。
それはまたいつか書けたら書こう。



現在

去年はかなり症状が落ち着いていて、なんなら来年には寛解と言えるのでは~!? なんて自分では期待していたのですが、年が明けて1月にあっけなく超絶悪化してなんなら主治医に入院まで提案されるレベルの現在に至ります。

私の場合は明確なきっかけがある(と自分では認識している)が故の悪化なので、精神疾患の方の全員が全員「一生寛解しない!」ってことは無いと思います。
というかそんなこと無いらしいです。

ですので、どうか希望を持って専門家を頼ってください。

心理検査も、まあ超疲れるんですけど、自分を知るためには受けて良かったと私は思っていますし。
インターネットに蔓延る様々な性格診断よりは信用できるのではないでしょうか。


終わり。

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