読書感想文~ここはウォーターフォール市、アジャイル町
読み終わった本を売る前に思いつくままに感想を書いてアウトプットしていこうと思う。
今回はこの本、ここはウォーターフォール市、アジャイル町。
今のプロジェクトはアジャイルが主なのだけど、基本的に私の会社はウォーターフォールが多く、かつ割と保守プロジェクトが多い。私も今のプロジェクトに異動する前はずっとウォーターフォールだったし保守プロジェクトだった。
なのでこの本はいつかプロジェクトを異動したときに役立つかなあと思って手に取った。
ある会社の情シスに異動し、開発部と連携が取れていない運用部門を変えていくという話だったのだ。だからわたしが今まで経験したプロジェクト(開発も運用も同じ事が多い)とちょっと違うのだけど、tipsとして使えそうなことがあった。
この話と共通したところとして「無力感」というのがあり、「どうせ言ってもな…」という空気は弊社の色んなプロジェクトで流れている。
主人公はこの雰囲気をリーダーという立場を使って上司との板挟みになりながら推進していく。メンバーの反発もありながら上手く文化にしていっている。
この本を読んで思い出したことがあって、私も前のプロジェクトのとき、言ってしまえばちょっと暇だった時期があったので、1人で担当していたシステム(6つくらい)と、管理しないといけない他の1人プロジェクトの課題や、問い合わせの解決方法を一目で見れるような仕組みを試そうとしたことがあった。これをすれば私も皆も安心して休めると思ったからだ。
だけれどこれは上手くいかなかった。課題を転記するのがめちゃくちゃ面倒臭いからだ。月次報告として出す課題一覧はExcelなのに対してまた別のところに同じことを記載するのは手間だったから全く浸透しなかった。
当時は技術の知識が乏しく、もっといいツールがあったら上手くいったのかもしれない。だけどこの本の主人公みたいな推進力があれば上手くいったのかなあと思った。巻き込む力が絶対的に私は弱い。
もう1つ思い出したことが感謝されることはとても嬉しいということ。
今のプロジェクトに開発者として入った時、あまりにもやり方や業界や技術が違うためわからないことが多く、都度都度チャットに投げて(もう既にリモート)教えてもらっていた。私は忙しい中申し訳ないなと思っていたのだけど、振り返りの時とても助かると褒められたのだ。
聞くことは恥ずかしいことじゃないよなあと思ったのと同時に、褒められることってとてもいいなあと思った。これはどんどん取り入れていきたい。
今はリーダーという立場ではないし、業務委託だからこの本のような大きなことは正直難しい。だけどこの本に載ってるtipsは個人に落とし込むこともできるし、まずは小さな所から活かしていきたい。
また、この本では働く場のレイアウトを変えることでチームのディスカッションを活発にしたり、お菓子を置くことで会話を作ったりなど、リアルなオフィスでの改革が多かったが、リモートが多い今こういうコミュニケーションはどうとるのがいいのかとても気になりました。
ちなみに弊社、デスクで食事禁止とか言ってるんだよなあ、守ってないけど。
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