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#2.ロールアップ/ダウンの臨床応用


#2はロールアップ・ダウンについてです。


解説を記載した動画は本文最下部にあります!


このエクササイズは、脊柱のコントロール改善に非常に有効なエクササイズとなりますので、どのクライアントでも獲得しておきたい動作です。


身体の屋台骨でもある、脊柱をコントロールするためには、多くの筋群の協調性及び、柔軟性が必要となります。


どれだけ、脊柱以外のどの部位を鍛えても、脊柱の安定なければ身体の本当の意味での安定は得られません。



Synergist Labo 脊柱セミナーから引用

 

人間が重い頭部を持ち上げて、重力下で身体に負担なく生活するためには脊柱を垂直位で、かつ適切な弯曲を保ってして初めてなし得ます。


ところで、頭部は何Kgあって、正中線より逸脱するとどれだけ負荷がかかるかを覚えていますでしょうか?



Synergist Labo 脊柱セミナー


〔頭部負荷の指標〕
・頭部の重さは体重の1/10
・2.5cm前方に逸脱する場合2.5cm毎+4Kgの負荷が頚椎にかかる

Synergist Labo 脊柱セミナー 文献セミナー資料内に記載


これは、頚椎にかかる負荷のみ算出しています。


加えて、デスクワークが多い現代人には、頸部が前方突出(FHP/上位交差性症候群)を呈している方が非常に多くおられます。


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上位交差性症候群や頸部の治療に関しては会員限定脊柱セミナーをご覧ください🤗


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椎間孔には、椎骨動脈が走行しています。



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実は、頚椎のアライメント不良で、脳梗塞が起こるリスクもあるとの報告もあります。


これは頚椎だけにフォーカスを当てた問題ですが


他脊柱にかかる負荷を見てみましょう。



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この様な形で、他脊柱への悪影響を及ぼします。


胸椎の後弯が増大すると、胸腔の狭小化を招きます。


内臓器に及ぼす影響も当然ありますが、”筋”という観点からみてみると特に”コア”と呼ばれる横隔膜腹横筋腹斜筋群に影響を及ぼすことになります。



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胸椎の屈曲と連動し肋骨の下制が生じます。


これらの筋群は肋骨から骨盤帯に付着しているため胸椎の後弯の増大は、起始・停止の関係性も縮めることになるため、出力が得られなくなることが予測されます。



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すなわち、脊柱のアライメント不良は体幹の安定性に関与する筋群の機能低下も併発することを理解する必要性があります。



そして、今回のロールアップ・ダウンエクササイズはこの脊柱のリアライメントに非常に有効です。



ただ、重力に従って体を潰しながら丸めていくのではなく、抗重力位を姿勢制御下でKeepしつつ意識的に脊柱の屈伸をおこなっていく必要性があるため、非常に難易度の高いエクササイズとなります。



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上肢のポジションは、スキャプションをKeepです。


〔スキャプションとは〕
胸郭と肩甲骨の関係性で、肩甲骨は外側面がやや前方突出する。この角度が約30-35°。そのポジションで上腕骨の運動を行うことで、肩甲骨・上腕骨間の捻れなく動作が行えるため、安定する。




実は、上肢をスキャプションでKeepする。かつやや前方にリーチしていくことで前鋸筋による肩甲骨を安定させてくれる作用が働きます。。


これが非常に大切で


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この様に、前鋸筋は外腹斜筋との接続を持っています。
このことから外腹斜筋の出力も高まることでさらに腹部へと負荷を入れることができるのです。


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身体を取り巻く、螺旋状の筋膜Lineではその外腹斜筋に入った刺激が身体前面で対側の内腹斜筋と接続することも述べられています。


すなわち、体幹のエクササイズを行う際の上肢のポジションは非常に大切だということです😊



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こちらは、何故小指側が大切かという部分。
これはリーチセミナーで熱弁致しましたので、会員様はHP⇨リーチセミナーをご覧ください!


非会員様は、、、、すみません。笑


というわけで、、、
長くなりましたが

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