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BEYOND2023 どこよりも早い現地レポート(トークセッション②)

2023年10月7日(土)に開催されるBEYOND2023に、Syncableから2名参加しております。気になったお話や登壇テーマを現地レポートします。

本記事はトークセッション②「大手企業がインパクトスタートアップに寄与できること〜社会起業家との協業の加速を目指して〜」のレポートです。


登壇者のご紹介

中野奈緒子さん:株式会社クラダシ サステナビリティ推進室長
和田山嗣倫さん:関西電力(株)イノベーション推進本部 フロンティアビジネス推進グループ
田中有紀子さん:サステナブルコミュニティ理事
桝井綾乃さん:株式会社丸井グループ 共創投資部チーフリーダー
山内萌斗さん:株式会社Gab 代表取締役CEO

問い:どのような理由でスタートアップと組んでいるのか?

和田山さん:社会課題解決はスピード感を持って取り組まないといけないなかで、社会課題欠のスタートアップと組むことになった。

桝井さん:スタートアップからは資金が無いというお声をいただくので、その点でお互いにメリットがあった。

問い:スタートアップと組む上で難しいことは?

和田山さん:大企業は調整に時間がかかったりしてスピード感が遅いので、スタートアップさんの成長性を阻害してしまうのではないかという不安がある。スタートアップさんの方向性が固まっている状況と、弊社の方向性が固まっている状況が必要。

和田山さん

桝井さん:両者にとってwin-winで在りたい。ヘラルボニーさんとご一緒した時に弊社も早く決めるということを意識して進めることができた。共創チームを作り、チームごとに役員や他チーム同士で組むことで横断的な体制を作ることができた。

桝井さん

問い:どんな連携のメリットを提示しているのか?

山内さん:大企業さんの内部事情を理解した上で進めないといけない。担当者さんのお話しを尊重しつつ、どういうスピード感で進めるのかはしっかり認識をすり合わせている。担当者さんの情熱ありきで企業内ですり合わせが進む。また、専門性を提供することも大事にしている。

山内さん

中野さん:ソーシャルグッドに関心があるお客様に発信する時に弊社のサービスを使ってもらうことにメリットがある。ベンチャーだけどネットワークがある。相手がどういったところを目指す上でどんな課題を抱えているのかをしっかり聞いている。

中野さん

問い:協業パートナーをどのように探して提案しているのか?

山内さん:人にお繋ぎいただくことが多い。事前に足を使っていろんな方に会って、事業のことを話してどういうリソースが必要なのかをお話しさせていただいている。点と点が繋がることを意識している。

中野さん:プッシュとプルの2つがある。プッシュとしては、リストアップして上から全部連絡していくというようなこともやっている。プルとしては、

問い:大企業側からどうしたらスタートアップと組みやすいのか?

和田山さん:統合報告書に沢山書いていないことをご提案いただけると、内部調整等必要なく進めやすい。2行くらいで書いていることは何らかの課題を抱えているということなので、そういった部分に関して提案があると嬉しい。

桝井さん:2030年までにインパクトを達成しようとしている。領域を絞っているので、そこに関連したパートナーを探そうとしている。

山内さんから問い:スタートアップで組んだ後、内製化されていくのか?どのように向き合っているのか?

和田山さん:潜在しているような課題に提案をいただくと社内で動きやすい。他にも企業側の重要クライアントさんの担当者さんとも繋がっておくと、急にプロジェクトが動いたりする。

桝井さん:長期的なお付き合いをしていきたいと考えている。スタートアップ側がピボットする場合などは私達がどうサポートできるのか考えながらお付き合いしている。

中野さん:長くお付き合いしていく前提ではあるものの、まずは実証段階の協業もある。そこでしっかりと実績を作れるようにアクションを起こしていくことに力を入れている。

最後に:登壇者からの一言

中野さん:一つずつ行動を起こして仮説を検証していくことが大事。一緒に良い社会を作っていきましょう!

山内さん:これからのゲームチェンジの必要性を大企業に訴え続けていく。確実に社会実装することを意識していきたい。

和田山さん:新規事業を作っていくという姿勢でいる。ご一緒に作っていきましょう!

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