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SynamonDesigner'sMagazine

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VRの面白さをSynamonのデザイナーが語ります! 3DCGやUI/UX、ユーザー中心設計を取り入れたプロダクト開発、最近Synamonで作ったものなど気軽に投稿していきまーす!
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記事一覧

自分がハマっているシステマについて語ってみる

Synamonアドベントカレンダー締めくくり、みんないい記事を書いてくれていてすごい。気づいたらカレンダー最終日しか空いてなくてトリを務めることになってしまいました、こんにちは株式会社Synamonの西口です。 今回のアドベントカレンダーのゆるテーマは『推し』ということなので、締めくくりに相応しい記事でもないですが最近自分がハマっている「システマ」について書いてみようかなと思います。 システマとはなぜやっているか体の使い方を見直して、疲れない体を手に入れるのが当初の目的。

Unityのライトプローブの話

Unityで3Dシーンを作るとお世話になるライトプローブ。これが思ったような見た目にならず格闘したお話2本立てです。 ライトマップとライトプローブが合わない今回使用したシーンは窓が無い閉じた空間です。Progressiveライトマッパーを使用しています。 ライトプローブを配置してベイク、実際にキャラクターを入れて見てみましょう。 暗いですね……。 確認しましたがライトプローブがオブジェクトの内側に埋まったりしているわけではなさそうです。 それぞれのライトプローブがどんな明

DOOR(&Mozilla Hubs)でHDRIとReflection Probeを使う

前回の記事ではDOORでHDRライトマップを使いました。 今回はSkyboxとReflectionProbeの説明です。 ライトマップの作り方自体は以前の記事 ”DOOR(&Mozilla Hubs)でライトマップを使ってライティングを表現する” をご覧ください。 Blenderの以下のバージョンを使用します。アドオンも導入済みという前提で進めます。 使用したBlender:2.93.11 アドオンのバージョン:1.0.0 Beta7 Step5:SkyboxBle

恐怖は最高のエンタメ

ども!Synamonデザイナーの徳永です! ”Synamon Advent Calendar 2022”ということで、10日目の記事になります! ってか、Top画が禍々しくてすいません!笑 今回のアドベントカレンダーのゆるテーマが「推し」ということで、私の大好きな「恐怖」の話をしようと思います! このあいだ読んだ、平山夢明さんの「恐怖の構造」という本がくそ面白かったのでその本に書いてる話と私の想いも一緒に話していこうかと思います! (怖いの嫌いな人も面白いから是非見てね😘

メタバース空間づくりから考えるコンセプトデザインとは?

どうも!Synamonコーポレートのyukoyamasanこと、山崎です。 今年もあと1か月を切りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 今回は、メタバース空間のデザインを担当しているCGデザイナーの雨ノ宮さんと、プロダクト開発に欠かせないコンセプトデザインについて考えていきたいと思います。 雨ノ宮さんには、前回、メタバースとアートの関係についてお話いただいたのですが、今回は2回目の参戦です! メタバースのデザインがどのようにつくられているのか興味がある方や、Synam

DOOR(&Mozilla Hubs)でHDR画像をライトマップに使う

2022/12/13 続きが出たことに伴い大幅に加筆、修正しました また長くなりすぎて1回で完結してない! これまで全3回にわたって最低限ですがライトマップの使い方を紹介しました。 ライトマップならHDR使いたいと思っていましたが、調べると現在最新のアドオンではHDRが使えるという事が判明! 今回はこちらをご紹介します。 ちなみに今回はHDR設定の説明に絞るのでライトマップの作り方自体は以前の記事 ”DOOR(&Mozilla Hubs)でライトマップを使ってライティ

Door(&Mozilla Hubs)でライトマップを使ってライティングを表現する part3

3週間連続で書いているのにどこにも自社プロダクトの話が登場しない男! 前回の記事はこちらです。 今回は前回エクスポートしたglbファイルをDoorに持っていきます。 Step1:Doorに追加するDoorでルームを作る ここにきてようやく登場です。 Webブラウザを開いて"Door NTT"と検索しましょう。 リンクも置いておきます。 登録やログインの方法は省きます。 マイページへ行くと"ルームを作る"という青いボタンがあります。 テンプレートから作るかオリジナルで

Door(&Mozilla Hubs)でライトマップを使ってライティングを表現する part2

前回の続きです。 今回は出力した画像のデノイズ~エクスポートです。 Step1:デノイズ前回のライトマップ ライトマップそのものの作成はPart1で行いました。 現在このシーンには以下の計3枚、3つのオブジェクトにライトマップがあります。 イス 壁や床といった建物 オレンジに発光するスザンヌ このうち2つ目、建物のライトマップがこちらです。 サンプル数は1024、21分かけてベイクしたものですがザラザラしています。どうやらノイズが取れていないようです。 サンプル

「そんなところまで…!?」「SYNMN」のデザインに込められたこだわり特集!

こんにちはー!Synamonのおはるです!! 先日リリースされました「SYNMN」、皆さんインストールされましたでしょうか? 今回はSynamonが誇る凄腕デザイナーの2名に聞いた、「SYNMN」の3Dモデリング、空間設計、UI/UXなど、デザインのこだわりを記事にしていきたいと思います。 今回お話してくれたのはこの2人。 創業時からSynamonのデザインを支えるお二人が新規プロダクトに込めた想いやこだわり、どうぞお楽しみください! SYNMNエントランス内、ゲート

Door(&Mozilla Hubs)でライトマップを使ってライティングを表現する part1

2022/10/28 Part2の情報の加筆と誤った情報の修正をしました 2022/11/16 Step3の更新 Step3と4の画像の差し替え この記事からだいぶ間が空いてしまいましたが今回は第二弾です。 Doorでキレイなライトの表現を目指して、前回は頂点カラーを使いましたが今回はライトマップを用意します。 注意点は今回の方法はBlenderを使用することが前提という点です。 バージョンも2.91.0以降を使用してください。 公式が提供しているアドオンを使用するためで

メタバースとアートの関係について

作り手だから考えてみたどうもどうも。Synamonコーポレートのyukoyamasanこと山崎(2022年7月入社、元新聞記者/元公務員)です。 今回はデザイナーズマガジンのお手伝いということで、CGデザイナー雨ノ宮一紀さんと一緒に書いていきたいと思いますっ! メタバース業界やSynamonで、どんな人がどんな想いで働いているのか興味がある!という方に読んでいただけると嬉しいです。 今回一緒に考察していく雨ノ宮一紀さんはといいますと、25年前から、CGデザイナーとしてゲー

AIの画像でテクスチャを作る

商用利用可能な絵を描くAI、Stable Diffusion。 これを簡単にPCへインストールできる「NMKD Stable Diffusion GUI」というものを見つけたので遊んでみました。 内容はこんな感じです。 モデルを用意する 生成する画像は512×512 シームレス化やハイパスフィルタといった画像加工はOK それをもとにNormalマップ等を作成(今回はMaterializeを使用) 今回はこのイスの木の部分のテクスチャを作成します。 元となる画像を

最近の画像自動生成AIがヤバすぎるやんって話

(今回はSynamon関係ないのですが私個人が興奮してる話を書きます!!) 最近AIが画像生成してくれる話しで、私のTwitterがいっぱいになってしまってます!笑 知れば知るほど面白いこの話を、私の観測範囲でnote書いてみようかと思いました!!ちょっと興奮気味で書くので雑多になりますがご了承ください。 DALL-E2、MidJourney、Stable Diffusionと様々な画像自動生成AIが出てきた やっぱりそのあたりの話は深津さんがめちゃいいnoteを書かれて

Doorで頂点カラーを使ってライティングを表現したかった

Synamonのデザイナーの武藤です。 皆さんはDoorというNTTのサービスをご存知ですか? 「バーチャルSNS」とか「3D空間型オウンドメディア」とか呼ばれる「3Dの部屋を作ってそこにいろいろな人が様々なデバイスから入ることができる」サービスです。 こちらのサービスの詳細は調べていただくとして、今回はタイトルの通り頂点カラーを使ったライティングをBlenderで行い、それをDoorに持っていきます。 ちなみに結論から書いてしまうとこの方法は屋内のライティングにはお勧めで