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血糖値解析からアスリートのパフォーマンスを最大化する「SympaFit」の公式noteアカウントです 。サービスや血糖値に関する情報をお届けします。

最近の記事

持久力競技アスリートのパフォーマンスを最大化する血糖コントロールのポイント

持続的グルコースモニタリング装置(CGM)は、長期のグルコース変動が見えることから、長時間エクササイズを行う持久系競技において、競技中のパフォーマンスの向上/保持/低下を正確にモニタリング可能です。 そして、エクササイズ前後の血糖変動から、その原因の追究などが可能になります。持久系アスリートは、以下の項目をポイントとして、血糖コントロールを行なうことでパフォーマンスを発揮しやすくなります。 血糖と運動: インスリン、グルカゴン、筋収縮が血糖ホメオスタシス(バランス維持)に

    • 最大の運動パフォーマンスを発揮できる理想的な血糖値の範囲”ハイパフォーマンスエリア”

      これまでの記事では、血糖値について食事による上がり下がりについて紹介してきました。 しかし、アスリートは、食べる以外に「緊張/興奮/イライラ/怒り」といった気持ちや感情で血糖値が変化することを知っていてほしいと思います。 脳がストレスを受けると、自律神経のうち、緊張や興奮などによって支配される交感神経が興奮し、ストレスホルモンが分泌されます。 ストレスホルモンは、肝臓中のグリコーゲンの分解を促進するため、グリコーゲンの分解生成物であるブドウ糖(グルコース)が血中に流れ込み

      • 血糖値を利用して睡眠の質を改善する方法

        前回、睡眠と血糖値に関係があることを紹介しました。 この記事では、その応用として血糖値を指標に睡眠の質を改善し、身体も頭も休息するよい方法を紹介します。 睡眠の質と血糖コントロールが関連することについてはこれまで研究で報告されています*1*2 特に、血糖コントロールがうまくできてない人(血糖変動が激しく、頻繁に高い / 低い値を示す人)は、日中の血糖コントロールがうまくいっている人に比べて睡眠の質が悪いことが分かっています。 また、血糖と睡眠はお互いに可逆的な影響を与え

        • 血糖値と睡眠の関係

          睡眠と血糖値は一見無関係のように思えますが、実は密接な関わりがあります。血糖値と睡眠は、互いに双方向的な影響を及ぼし合っており、睡眠は血糖値に影響を与える一方で、血糖値コントロールも睡眠に影響を与えます。 血糖コントロールがうまくいっている人、つまり血糖値が安定し、高血糖値や低血糖値を示す頻度が少ない人は、質の良い睡眠が取れていると言えます。 血糖コントロールは睡眠に影響を及ぼす糖尿病の研究では、睡眠の質と血糖コントロールの間に直接的な関係があることを示すエビデンスが示さ

        持久力競技アスリートのパフォーマンスを最大化する血糖コントロールのポイント

          試合前のカフェインが及ぼすパフォーマンスへの影響

          カフェインは、興奮・覚醒作用、そして脂肪燃焼効果をうまく使うことで、パフォーマンスを上げることが可能です。また、適切なタイミングで炭水化物と摂取することで、回復促進にも効果があります。 摂取量とタイミングをうまく工夫して、パフォーマンスを上げることに繋げていきましょう。 カフェインとは☕️カフェインは、昔はWADA(世界アンチ・ドーピング機関)による禁止リストに載るほどの薬物でしたが、現在では、覚醒作用のあるサプリメントとして、コーヒーなどから摂取されています。 カフェ

          試合前のカフェインが及ぼすパフォーマンスへの影響

          試合前のエナジードリンクはパフォーマンス低下の原因に

          近年、エナジードリングが多種類販売され、いつも以上の頑張りをしたいときに飲むドリンクのようにイメージがあります。 長距離選手など、大一番のレース前に、火事場の馬鹿力が出ることを期待して、レース直前にエナジードリンクを摂取する選手も多くいます。 実はこれは非常に危険です。 エナジードリンクはカフェインが多く入っているため、興奮作用や覚醒作用があります。しかし、それ以上に糖分が多く入っています。その量は、40 gを超える砂糖またはブドウ糖果糖液糖が含まれており、コーヒーに入

          試合前のエナジードリンクはパフォーマンス低下の原因に

          試合直前の補食は何を食べれば良いのか?

          「試合前のベストな食事タイミングとは?」より、 試合前の補食のタイミングは、試合〜2時間前には済ませて補食による血糖値上昇と、それに伴うインスリン反応による血糖値下降が終わって、平常値に戻っていから試合に望むタイミングが望ましいです。 しかし、長距離や長時間の競技の直前に何かしらエネルギー補給しておかなければ不安になる選手もいると思います。 では、そんなとき、試合直前に何を食べるとよいか? SympaFitでは、アスリートのパフォーマンスを最大化させるために、以下のポイン

          試合直前の補食は何を食べれば良いのか?

          試合前のベストな食事タイミングとは?

          いつ食事を取れば試合本番で最大のパフォーマンスが出せるのか? SympaFitは、激しい運動や試合の2時間前に補食や食事を済ませることを推奨しています。激しい運動や試合の直前に補食や食事をすると、低血糖を引き起こし、パフォーマンスの低下を招いてしまう可能性があるためです。 後半のスタミナ切れが不安な場合でも心配ありません。試合直前にエネルギーを溜め込むことは難しく、また、体内に数日前から貯蔵されているエネル ギーで、実質的なエネルギー不足が起きることはありません。 食事

          試合前のベストな食事タイミングとは?