「悪玉菌と呼ばれる菌たちへ」講演動画 <第8回学術大会アーカイブ配信>
過日9月22日(日)に、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会による第8回学術大会が開催されました。
私も10分ほどお話する予定だったのですが、他のプログラムが盛り上がりすぎて大いに時間が押してしまい、発表を辞退させていただきました。
楽しみにしてくださった方、申し訳ありませんでした。
アンケートにも、私の発表を見たかったと書いてくださる人がたくさんいらっしゃって、とても嬉しかったです。
そこで、発表内容を10分→45分と大幅に拡大した豪華バージョンの講演動画を作成しました。
学術大会参加者、アーカイブ配信申込者には、無料でお届けします。
また、研究会のLINE登録をしていただいた方も、私の動画だけですが無料で配信します。
10月4日(金)までにご登録いただいた方には10月4日(金)に、それ以降に登録いただいた方にはお友達登録後の配信でお届けします!
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https://lin.ee/fa62dYI
↓以下、概要
ばいきんまんは悪だろうか?
腸内細菌の中には、悪玉菌と呼ばれる菌たちがいる。
命にかかわる感染性の病原菌も広義には「悪玉菌」に含める場合もあるが、通常は感染症を引き起こす病原菌とは区別されることが多い。最近では様々な疾患との関連が疑われる菌たちがこの不名誉なカテゴリーに放り込まれる。
この「悪玉菌」たちを腸から撃退してしまおう、と少なくない人が(研究者や医者を含めて!)考えているように見えるが、この考え方は実は危ない。悪玉菌がいなくなればいい、という思想の危険性についてストレートに書こう。
悪玉菌によってもたらされる悪を取り除こうとすることは、悪玉菌がひそかに担ってくれていたかもしれない機能を失うことを意味する場合もある。
悪玉菌と呼ばれる細菌たちは、私たちに何をしているのか?
彼らはいついかなるときでも悪なのか?
彼らはどうしてそこにいるのか?
私たちは、臭いものに蓋をするような扱いを彼らにしていないだろうか?
複雑な腸内生態系を読み解く足がかりに、悪玉菌と呼ばれる菌たちを簡単に紹介したい。
↓YouTube限定公開動画
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