見出し画像

データを効果的に活用するマーケティング活動

デジタルマーケティンググループでコンサルタントをしている柿原(かきはら)です。

在宅勤務がメインとなったことで忙しさを理由にしなくなっていた料理を再開しているのですが、最近は体型の変化を気にしつつ、ヘルシーで美味しいレシピを探してつくっている日々です。

今回は、データを効果的に活用するマーケティング活動についてお話をします。


活用しにくいデータ分析結果となる背景

この記事を読まれている方はマーケティング活動に関連する業務を行っている方が多いと思われますが、みなさんはマーケティング活動と同時にどれくらいデータの活用について考えられていますでしょうか?

マーケティング活動とデータの活用のためのデータ分析は密接な関係にあります。
実際にマーケティング活動の結果としてデータ分析結果を確認させていただくこともあるのですが、データ分析は多角的にされているがデータ分析結果から何を明らかにしたいかが曖昧になってしまっているケースが多くみられます。
そういったケースになっている場合、状況の詳細を確認してみるとマーケティング活動の検討とデータ分析が切り離されたプロセスとして実施されていて、その結果確認させていただいたデータ分析結果は以下のようにマーケティング活動後、収集可能なデータから分析した結果となっているという状況が多くありました。

収集可能なデータから分析
1、データ収集
2、データ加工
3、データ分析
4、データ活用

このような状況になることを防ぐには、マーケティング活動の計画フェーズで今回のマーケティング活動を検証するために「どのようなデータ分析が必要なのか」、「データ分析に必要なデータが追加で収集できるのか」などを含めて計画することで防ぐことができるようになります。

目的を設定してから分析
1、データ分析の目的設定
2、データ収集
3、データ加工
4、データ分析
5、データ活用

効果的なデータを収集するためには計画フェーズで成果の測定方法の検討が重要

ここからは、マーケティング活動としてキャンペーンを実施するときを例にお話しします。
キャンペーンの計画では、まず以下のようなキャンペーンの内容を決めていくことになると思います。

・背景(目的/目標)
・ターゲット(性年代/地域/趣味嗜好/ブランド利用状況など)
・概要(サンプリングやセールなど/内容/期間/インセンティブなど)
・コンテンツ設計(ランディングページ/SNS/メール/フォームなど)
・コンテンツ掲載内容(コピー/ベネフィット/スペック/体験談など)
・メディアプラニング(オウンドメディアペイドメディアアーンドメディア

キャンペーンの内容が決まった上で、キャンペーンの成果をどう測定すべきかを考え抜くことが重要となります。
成果の測定は、以下のようにマーケティング活動全体共通で活用できるものと特定キャンペーンの成果を測定するものそれぞれで設定することをお勧めします。

・マーケティング活動全体から見たキャンペーン施策全体の成果を測定(流入経路分析/属性分析など)
・キャンペーン単体の成果を測定(コンテンツ掲載内容の狙いを正確に測定できるポイントの設定など)

何をどのくらいの頻度で、どの程度正確に計測しなければならないかということと影響を与える可能性がある要素の洗い出しが必要となります。
測定する内容を確定する時点で最終的にどのようなデータ分析が可能になるかまでの範囲を含めて確認してください。

測定する内容が計画フェーズで明確になっていることで、キャンペーン施策のPDCAサイクルのCheck(点検・評価)が効率よく実施でき、Act(処置・改善)Plan(計画)に注力することができます。

さいごに


今回は、「データを効果的に活用するマーケティング活動」というテーマで計画フェーズでデータの活用について考え抜くことの重要性についてお話ししました。

シナジーマーケティングではデータの活用について考慮した上でのマーケティング活動の計画フェーズの支援なども対応可能となっております。マーケティング活動におけるデータ活用に課題を感じている方はお気軽にご相談ください。

この記事が参加している募集

マーケティングの仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?