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旅に出よう ぼくら

ぼくら いくつも日々を歩いてきた

苦しいくらい走った日もあったし

ライトの作る陰に 立ち尽くす日もあった

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こんな日々を重ねて 年の瀬

とりあえず まだ歩いていられるけど

知らないうちに何かが見えなくなっていて

恐ろしい事にそれは 一番大切な部分だった

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突き当たった日々だったね

喜びは遠のいて 悲しさがやってきた

苦しみの声に蓋がされて

稲妻に焦がさせたのかってくらい

切れ端も出てこない

ただ 誰も見ようとしていなかった

ねえ ぼくもそうだったんだろうか

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とても勇敢でいたいと 思い願う

手をぎゅっと握ったら ぼくら旅に出よう

もっと君やぼくの持つ やさしさの世界へ

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ほらもう少し 大丈夫だよ

氷に冷たく 行く先を阻まれても

雷鳥のように 飛ばずに冬だって越えられる

しっかり前を向いて 感じることを恐れず

かつて失ったものと 手にするべき自分を

捕まえたらもう離さないんだ ぼくら

たゆたうようでもいい 感じているのだから

欲張っていい ぼくら皆の幸せなら


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この1年を包み込めるのは

去年でも来年でも その先でもなく

きっとこの冬だけなんだと思う



ぼくは そう思う














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