見出し画像

曖昧な境界線

赤裸々な言葉で しゃがみこんだ日

流れるような湯気の先に

賢くできない自分がいた

延びも縮みもしない 曖昧な時間だけ過ぎて


ついなぞってしまう日々の過ちに

めくるめく夜なんて来なくて

伸びすぎた背丈をただ 恨めしく思うだけ

あと何回 切なさを置いてくればいい?

戸惑っているのに 平気な顔を付けて笑う

はらはら落ちる心は 君が拾うことはない


満月を繰り返していたら 泣きたくなった

抱き寄せたかった気持ちは

きっとこれ以上なく本物だけど

映画の最後に 名前が載らないことくらい

なかったはずの出番に

いつも憧れていた気がする



境界線は曖昧だけど

いつも確かにそこにあったね








君の光に 目が眩んだんだ









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?