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日本全都道府県に行ってきた(ついに目標達成!)

2022年9月から12月にかけて、日本を旅していました。最初の目標は、「日本最北端の駅である稚内駅と、最南端の駅である西大山駅の両方に行こう!」というものでしたが、途中から、「アレ?もしかしたら全都道府県を通れるかも…」という野望(?)が頭をもたげて来て…はてさて、それは達成できたのか?

これまでの流れはこのマガジンからどうぞ。


12月6日

今日は、沖縄の宮古島に飛ぶ。

…ということは…つまり、

日本全都道府県に行ったことになる!

ここでいきなりフライトがキャンセルになるとか、自分の体調が急に悪くなるとか、そんなことでも起きない限り確実に沖縄に行け、目標達成、となる。

3ヶ月近く日本に滞在しているのだし、ジャパンレールパスといういわば魔法の杖を持っていたので、日本の優秀な鉄道網を駆使すればそれほど難行ではないとはいえ…

ついに目標達成か!

…と、やはり朝起きたときはドキドキした。くだらねえなあ、と思われても仕方がないけど。
(実は、前の日の深夜にサッカーワールドカップの、あの日本対クロアチアの試合を見ていて、PK戦までもつれ込んだせいでめちゃくちゃ寝不足だった…。)

 まずは、那覇に行くため、福岡空港へ。

この空港に行くのは初めてなのだが、とにかく博多の市街地から近くて便利、というウワサは聞いていた。

検索アプリで調べてみると、博多駅からは地下鉄で…え?

ふ、ふた駅で、ろ、6分?

いくらなんでもそんなことはないだろう、もしかしたら空港の駅とはいえ、ターミナルまで延々と歩かされるとか、電車がなかなか来ないとか、そういうトラップがあるんじゃないの?

と、半信半疑で地下鉄の博多駅に向かう。来た電車は朝の時間帯だったのでかなり混雑していたが、そのほとんどが博多駅で降りた。この路線は次の次の空港が終点なので、そこまで行く人は空港に用のある人がほとんどなのかな?

地下鉄はあっという間に空港駅に着き、改札を出て地上方面に向かったら、そこはすでに空港ターミナル。

いやはや、参りました。

早く着きすぎてしまったので、展望デッキに行って飛び交う飛行機を見たりする。

そういえば、今回日本で飛行機に乗るのは初めてなので、手順などオーストラリアと違ったら嫌だなあ、と早めに保安検査を済ませ、出発ゲートに向かっていたら、居酒屋を発見。

朝っぱらから居酒屋はちょっと…と思いつつ、興味半分にメニューを見ていたら、在シドニー福岡県民の友達が、絶対これ食べんと!と激推ししていた一品を発見したので、これはなんと良いタイミング、とオーダー。

ゴマサバ、です。初めて食べたかも。

サバは元々大好きなのだが、このお刺し身にゴマダレがかかっていて、サバの強い味とマッチしている。これは、午前中だけど日本酒をいっちゃえ!

この度の旅行では、その土地の特産品をあちこちで色々食べることができてとても楽しかったが、飛行機に乗る直前にたまたまこの居酒屋があったおかげでまたもう一つ美味しいものが食べられてラッキーだった。

那覇まではピーチの飛行機で、座席の薄さには驚いてしまった。でもLCCなんてそんなものだし、短時間のフライトなので特に問題なく、快適に那覇空港に到着。

次のフライトはJALなのでもちろん航空券は別途購入。

何かの都合で最初のフライトが遅れたりキャンセルしたら目も当てられないので、那覇での乗り継ぎ時間はかなり余裕を持たせていた。

ゆっくり何か飲み食いしてればいいやと、空港内の食堂で沖縄そばとオリオンビールを飲んで、ささやかながら全都道府県制覇の祝杯を挙げた。

いやあオレ、ホントに沖縄県にも来ちゃったよ…と、ニタニタ笑いながらそばをすすっていた怪しいオヤジです。

今思えばここで一度空港から出て、日本最南端の鉄道であるゆいレールに乗っておけばよかった。

那覇市街の国際通りでぱぱっとメシを食っても良かったし、正真正銘の「日本最南端の鉄道駅」である「赤嶺駅」は、空港からすぐ次の駅なので、そこで写真でも撮ればよかったなあ、と思わないでもない。

まあ、ゆいレール自体は以前沖縄に来た際に乗ったし、覚えてないけど赤嶺駅も間違いなく通っているはずなので、良しとしましょう。

そうこうしてると次のフライトの時間が迫ってきたので、また飛行機に乗る。那覇から宮古島まではほんのひとっ飛びだ。

この日は空はかなり曇っていて灰色の雲に覆われていたが、それでも上空から見える海は、典型的な沖縄ブルーの色。いい色だよねえ…。

畑が広がっている宮古島がどんどん近づいてき、どすんと飛行機は着陸。

ターミナルに出ると、先に着いた兄夫婦が迎えに来てくれていたので、偉業(?)達成の写真を撮ってもらった。

嬉しそうな顔だなあ…。

その晩は、大きな居酒屋に行って海ブドウ、島豆腐、チャンプルー、そしてもちろん泡盛など、沖縄名物をたらふく食べた。

(つづく)

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