クラフトビールはしご酒
なかなか規制が厳しくて、旅行にも遊びに行けないシドニーなので、友達とクラフトビール醸造所めぐりをしてきた。
オーストラリアといえば、ビールをよく飲む!というイメージがあるけど(ある?)、高品質でちょっとトガッた感じのクラフトビールは、ここ10年ほどの話(これは世界的にもそんな感じかな?)。
でも、一度人気が出てくるともともとビール好きのオージーがほおって置く訳がない。今ではたくさんのクラフトビールがシドニー、いやオーストラリアのあちこちで造られている。
今回行った場所は、シドニー市街の北にある3箇所のブリュワリー。
それなりに遠い場所にあるが、街からはB-Lineという2階建てバス一本で行けるので楽勝だ。(下に動画貼っておきます)
このバスは、主要なバス停しか止まらないので快速だし、真新しいので気分がいいし、2階最前列の座席が取れたら、遠足気分で楽しく移動できる。
このあたりは、Northern Beaches という通称で、ビーチがつらなる素晴らしい場所で、サーファーなども多い。
最初のModus Operandi Brewing は、終点のMona Valeバス停のすぐそば。
行った日は、6th Birthday (6周年)ということでDJなんかも入っていた。
こういうブリュワリーはたくさんの種類のビールがあるので、メニューを見るとちょっと圧倒されてしまうが、バーの人におすすめを聞いてみたり、無難なPale Aleなどを頼めばまちがいなく美味しいビールにありつける。
このTシャツおもろい…
これは、XPAといって、Pale Aleの仲間ですね。ちょっと濁った外観ですが、フルーティーながらさっぱりとした後味で飲みやすかった。
ここのビールは、シドニーの大きな酒屋などでは売っているので、また今度試してみよう。
もう一杯ダークエールを飲んだあとに次のビール屋へ。同じB-Lineバスでシティ方面へ戻り、Brookvale という場所で降りる。
工場や倉庫が立ち並んでいる中を歩き、7th Day Breweryへ。工場などは業務終了となっているので辺りは真っ暗だ。
そう、クラフトビール醸造所ってのは、たいがい郊外の、工場や倉庫が並んでいる場所にあるんだよなあ。別に空気が良くないといけない、清流が近くにないといけない、というわけではないので、配送に便利で、街に近くそれなりの敷地が確保できる場所にビール屋さんができてきたのだろう。
以前は、オーストラリアはバーを開業するのが法律的に面倒だったこともあり一般には開放していないところが多かったが、その法律が改正されたので、たいがいのクラフトビール醸造所ではバーを併設し、そこで造られたできたてビールを飲めるという、素晴らしい状態になってきた。
だいたいこういう場所にはキッチンがないので食べ物は出さないが、よく出来たもので、フードトラックを呼んでそこで食べ物をオーダーできるようになっている。
さて、残念ながら 7th Day は、満員で入れず…。困ったなあ、と思ったが、幸いお隣のピザ屋に入れ、そこでこのビールを飲むことができた。
ここのPale Aleは、一般的なそれよりちょっと色が濃い目だったが、これまた飲みやすい味だった。
あ、ピザもウッドファイアで美味しかった。3人で、ハーフメートルピザというのを頼んだら、50x30cmほどの大きさで結構食べでがあった…ていうか食べ過ぎた。
ラストストップの、Nomad Brewing Co.
スタッフのアロハシャツ風のユニフォームが可愛らしかった。
ここは、まさに倉庫の中で飲んでいる感じで、周りはビールのケースや箱が床から天井まで積み上げられていて、ビール好きにはたまらん雰囲気っす。でも、だれも黙って持ち帰ってしまわないのだろうか?
そんなことをしたらビールの神様にたたられるので誰もしない、ということにしておきましょ。
ここでは、Tasting Paddle という、飲み比べセットをオーダー(ピザ食べすぎで余りもう飲めなかったので)。
どれが良いのかわからなかったので、おねえさんに、「テキトーに色々ミックスして!」とオーダー。
ということで、どれがどういう名前のビールなのかもう覚えていないのだが、真ん中のダークビールは、オーストラリアで人気のあるCherry Ripe というチョコバーの味そっくりだった。これはダークチョコと砂糖漬けチェリーの味で、うむむ!と思ったが、まあデザートと思えばなかなかイケます。
缶のデザインも、カラフルでそのビールの特徴をつかんでいて見ているだけでも楽しい…そして買ってしまう。
美味しいビールを色々試し飲み、サイコーです。