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英語学習法〜リスニングの勉強法③

 英語を聴き取れるようになるだけで,大学受験やTOEIC,TOEFL,英検などの資格試験で高得点を狙えるでしょうか。それだけで高得点をとれるという人もいれば,そうでない人もいます。では,とれない人には何が足りないのでしょうか。それは問題を「解く」という訓練です。

 試験では「聴く」ことに加え「解く」ことが求められます。Tedを聴いたり,NHKのラジオ講座を聴いたりするのは楽しくリスニング力を鍛えることができるのは確かです。しかし,ここには「解く」という作業が含まれていないことに注意しなければなりません。「耳ができた」ら,「解く」訓練をしましょう。そのための問題集を4種類ほど紹介したいと思います。

(1) 理論を確認しながら演習するための教材

① 『リスニング×スピーキングのトレーニング』(Z会)

② 『関正生の英語リスニング プラチナルール』(KADOKAWA)

 ①は「解くこと」だけに焦点を当てているよいうよりは,「耳を作りながら,問題を解き,その素材を用いてスピーキングの練習へつなげる」ことに重きをおいています。
 ②は音声面の解説なども書かれていますが,どちらかと言えば「どのように聴くか」「どのように解くか」といった点に焦点を当てています。

(2) 理論を入れた後の演習用教材

① 『パーフェクトリスニング Volume 2』

② 『英語を聞く力』(三修社)

 ①も②も,解説は「スクリプトと訳+α」程度しか入っていないので,「理論は入ったから,あとは多くの英文に触れたい」という人向けです。様々な問題形式で演習を積み,練習していきたい人向けです。

 もちろんこれ以外にも様々な教材が出版されています。TOEIC,TOEFL,英検対策など,検定試験用の問題集もたくさんあります。目標とする検定試験があるなら,それ用の問題集を演習用に用いるほうが効率的です。今回は「○○用」というような偏りがないように問題集を紹介しました。

* それぞれの詳しい説明は以下のPDFから☟


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