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#本

三栖一明

三栖一明

 これまで自伝というものにあまり興味を持つことができなかった。なぜか。他人の人生に興味を持つことができないからである。と、ソリッド・スネークの如く答えることができるのは、他人の人生を顧みないほどに自身の人生を何かに捧げた経験がある人間だけである。つまり、なにも成し遂げていない一般ピープルくんが「他人の人生なんか興味ないです」と口にすると、ただの恥をまとった人間である。痛い人間である。
 しかしなが

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読んだ本を整理する 3月編

読んだ本を整理する 3月編

 3月編とか書いてすぐに飽いて嫌になり辞めると思うのだが、読んだ本の内容をじわじわと忘れつつある。それがなんとなく嫌な気持ちになってきたので、備忘録がてら感嘆な感想とともに整理しようかと思う。

① 『ウィトゲンシュタインの愛人』(著:デイヴィッド・マークソン)

 よくわからない内容だった。終末世界でひとり生き残った女が、芸術家・作家・思想家のトリビアを入り混ぜつつ、自身の日常や過去のことを手繰

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