ラグビーワールドカップ2023 スタジアム巡り
起立!気を付け!こんにちは、嘸やです。
さて、いよいよ日本時間9月9日4:15KOのフランス対ニュージーランドを皮切りにラグビーワールドカップ2023フランス大会が始まります。日本代表が4年前自国開催で列島を席巻したのは記憶に新しいです。今大会も大いに注目です。
ということで今回は「ラグビーワールドカップ2023 スタジアム巡り」と題しまして、RWC2023の全9会場を紹介していきます。
RWC2023 開催都市とスタジアム
これが今大会の開催都市・スタジアムの大まかな位置関係になります。
わたくしフランスの歴史や地理に関して全く明るくありません。しかし、スタジアムに関しては大好物ですので一つずつ紹介してまいります。
スタッド・ド・ボルドー Stade de Bordeaux
ユーロ2016に向け、ボルドーに2015年に誕生した多目的スタジアム。FCジロンダン・ボルドーの本拠地。収容人数42,060席。
2024年のパリ五輪サッカー競技を開催予定。
1000本以上の柱と中も外も真っ白な洗練されたデザインが特徴。ランドの森の松やギリシア神殿からインスピレーションを得たという。設計は北京五輪「鳥の巣」スタジアムと同じヘルツォーク&ド・ムーロンが担当。
スタンドは二層式で傾斜もあるのでどの席からも見やすいでしょう。
ハイブリットターフを採用。
ウエールズvsフィジーなど5試合を開催予定。
スタッド・ピエール・モーロワ Stade Pierre-Mauroy
元リール市長で元フランス首相ピエール・モーロワを弔い名付けられたこのスタジアムは2012年に完成。開閉式屋根を備え、サッカーやラグビーのほか、テニスやバスケなどあらゆるイベントに対応。来年のパリ五輪ではバスケを開催予定。収容人数は50,096席。LOSCリールの本拠地。
建設の様子
バスケモードへの変換
いやほんと変な笑い声出てきます。
これ天然芝ですからね。
札幌ドームさん見てますかね。新秩父宮ですら霞みます。
イングランドvsサモアなど5試合を開催予定。
OL・スタジアム OL Stadium
Parc Olympique LyonnaisことOLスタジアムはフランス第二の都市リヨンで2016年に開場。オリンピック・リヨンの本拠地で2019FIFA女子ワールドカップを開催。パリ五輪サッカーを開催予定。収容人数は58,883席。
近年の主流ともいえるホテルや商業施設も併設したスタジアム。ハイブリッドターフなど最新の機能を備えています。
UEFAスタジアムカテゴリーで最高ランク。名実ともに優れたスタジアムです。
ウエールズvsオーストラリアなど5試合を開催予定。
スタッド・ド・マルセイユ Stade de Marseille
Stade Vélodromeことスタッド・ド・マルセイユは自転車競技のスタジアムとして1937年に開場。数度の改修を経て、現在はオリンピック・マルセイユの本拠地。1938・1998FIFAワールドカップ、2007RWCの開催実績を持つ。収容人数は67,847席。
RWC2007でも使用されておりますが、その後改修がされており大きく変貌を遂げております。こちらも商業施設などを併設した複合施設です。さらにISO 20121認定を受けたスタジアムでサステナブルなシステムが構築されております。詳しくはこちら。
イングランドvsアルゼンチンやQF2試合など6試合開催予定。
日本代表も準々決勝進出を果たせば、マルセイユで戦います。
スタッド・ド・ラ・ボージョワール Stade de la Beaujoire
ナントに位置するスタッド・ド・ラ・ボージョワールは1984年に開場し、1990FIFAワールドカップ(日本対クロアチアも開催)、RWC2007などを開催。FCナントが本拠地を置く。収容人数35,520席。
1998年以降大きな改修はされていませんでしたが、今大会に向け建て替えを含む計画が持ち上がりましたがナント市議会が土地の売却を拒否し立ち消え。非常に残念です。FCナントのクラブカラーである黄色と緑を基調としたスタジアムで当然陸上トラックがない競技場です。過去に幾度かナントサポーターがフィールド内に侵入したことがありますが、日本代表のプレーでどんなに感情が昂ってもこのような行為は許されません。アサヒビールでも飲んでクールダウンしましょう。
日本vsアルゼンチンなど4試合開催開催予定。
スタッド・ド・ニース Stade De Nice
アリアンツ・リヴィエラことスタッド・ド・ニースは2013年にOGCニースの本拠地として完成。UEFAユーロ2016や2019FIFA女子ワールドカップを開催。2024年パリ五輪でもサッカーを開催予定。収容人数は35,983席。
木材と金属の混合フレーム(千駄ヶ谷付近で聞いたことがある響きだな)とETFEと呼ばれる素材の透明な膜に覆われたスタジアム。国立スポーツ博物館なども併設。
RWC2023HPのスタジアムページでは今なおエディーがイングランドの監督を務めております。
イングランドvs日本など4試合開催予定。
スタッド・ジェフロワ・ギシャール Stade Geoffroy-Guichard
サンテティエンヌに本社を置くカジノストアの創業者の名前にちなみ名付けられたスタッド・ジェフロワ・ギシャールはASサンテティエヌの本拠地として1931年に開場。1998FIFAワールドカップ、RWC2007を開催。2024パリ五輪のサッカーを開催予定。収容人数は42,152席。
RWC2007でも使用されておりますが、ユーロ2016に向けて大規模改修が行われたため印象が変わっているかもしれません。ハイブリッドターフに張り替え芝生の問題も克服しました。
オーストラリアvsフィジーなど4試合を開催予定。
スタジアム・ド・トゥールーズ Stadium De Toulouse
1938FIFAワールドカップに向け建設されましたが大会に間に合わず、1949年に競輪場として完成しました。その後改修を繰り返しながら1998FIFAワールドカップやRWC2007などを開催。トゥールーズFCなどの本拠地。収容人数は33,103席。
スタジアム・ド・トゥールーズは日本が初出場した1998FIFAワールドカップで初戦アルゼンチン戦、RWC2007でフィジーに4点差で惜敗したスタジアムとして日本人は馴染みが深いスタジアムです。
日本vsチリ、日本vsサモアなど5試合を開催予定。
スタッド・ド・フランス Stade De France
今大会最大規模の収容人数80,023席を誇るスタッド・ド・フランスは2007年以来2度目のRWC決勝を開催。FIFAワールドカップ決勝、RWC決勝、五輪のメイン会場のすべてを開催するのはスタッド・ド・フランスが史上初となる。FIFAワールドカップ開催に向けサンドニに1998年に開場。
今大会唯一陸上競技場としての機能を持ち、陸上開催時は一部座席を格納する可動式スタンドを備えています。フィールドはハイブリットターフです。UEFAスタジアムカテゴリ―最高ランク4にもリストアップされています。日本代表も準決勝まで勝ち上がればこの地でプレーします。期待しましょう。
開幕戦、決勝を含む10試合を開催予定。
終わりに
以上がRWC2023の全9会場となります。
いよいよ2007年以来のフランス開催、しかも開幕戦がフランスvsニュージーランド。当時の対戦前のハカ、これだけは覚えてます。
今大会は新設されたスタジアムこそありませんが、UEFAユーロ2016開催に伴い、改修され最新設備が投入されたスタジアムが多いです。もしよろしければスタジアムにも着目しながらラグビーワールドカップを楽しんでいただけると嬉しいです。
蛇足とはなりますが、築地に多目的スタジアムが建設される公算が高まりました。こちらもスタジアムオタクとして見逃せない話題ですので、機会があれば取り上げたいと思います。
Twitter(決してXなどではない)も開設しましたのでぜひそちらもよろしくお願いします。現地に行く方がいらっしゃいましたら、スタジアムの写真や印象を教えてくださるとうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
気を付け!着席!以上、嘸やがお送りいたしました。
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